田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【小話】39 オトナができること

「決断できない」というのは、経験値の無さというより、「責任をかぶりたくない」という臆病な心の現れなんだと思う。

 

これはきっとクセだと思うから、小さな決断グセをつけてけば、大きな決断ができるようになるはず。きっと。


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昔、不器用な年上の後輩を持って悩みに悩んでた時のつぶやき。

 

期待し過ぎた(=自分の希望を勝手に相手に押し付けた)結果、この数ヶ月後にクライアントからめちゃめちゃ怒られる事態を招き、めちゃめちゃに落ち込んだ。

 

人の能力・得意不得意は30歳くらいまでで大体決まる。

 

それ以降は、「育てる」「変える」なんておこがましい事は思っちゃダメ。

 

相手をきちんと見極め、できる仕事をやってもらう。

 

オトナ相手にできることってそれだけだし、自分もそうやって判断されてくのだよなー、と学んだ出来事でした。

【小話】38 大相撲 名古屋場所が始まる~八百長問題にのせて~

>2014.7.2に書いたものです。

 

録画してたザ・ノンフィクションを見る。

数年前に大問題となった相撲の八百長問題。その渦に巻き込まれてしまった二人とその家族を追いかけていた。

 

「ごめん、守れなかった、と親方に目の前で泣かれたら、もう何も・・・」 と引退の道を選び、プロレスラーに転向した力士。

 

「大好きな相撲に育ててもらったのに、やってもいないことで辞めなきゃいけないのは・・・」と裁判に訴えた力士。

 

二人の人生は、今もそれぞれに続いてて、そこには当たり前だけど色んな感情がグルグル渦巻いていた。

 

それらが、優しくも程よい熱を持った描き方で伝わってくる作品。

いやー、涙が止まりませんでした。

 

八百長なんて相撲以外にもあるに決まってるのに、世間は野暮ったいことするなぁ~。巻き込まれちゃった力士、可愛そ、、、

なんて、私とても乱暴な考え方をしてた。

 

他人に乗っかって騒ぐのも下品だけど、分かったふりして無関心を決め込むのも、同じくらい下品だ。

 

そこには常に、人間がいるのだよね。そして感情があるのだよね。

 

"世間はすぐに忘れてしまう。"

ってナレーションが、作品中とても印象的に使われているのだけど、
"知ること、考えることを辞めないで"というメッセージにも感じた。

 

来場所、後者の、裁判に勝った力士が二年ぶりに復活を遂げる。

名古屋だから行けないけど、また、きちんと観なきゃなぁ、と思うのでした。

【小話】37 九州豪雨

東京を去る時、自分で送別会をした。

「すぐ引っ越すので贈り物とかいらないよ」と告知したんだけれど、「かさばらなければ受け取ってもらえる?」と申し訳無さそうに手紙や商品券や小物を渡してくる友人たちに、あったかい気持ちになった。("持ってこない"というあったかさもモチロン受け取りました。)

 

人に何かをあげたい時は、「自分都合」なのか「相手都合」なのかをきちんと見極めたい。

 

なので、なんの災害スキルもない私は、とりあえず今は動かず情報を集めるという支援に徹します。

 

でも求められればスグ動けるし、何かしたいです、と言う気持ちだけは表明しておきます。

【断食ルポ】2-14(兵庫県淡路島)別れの朝はものすごい風

食堂にて。

「ごちそうさまでした~。お世話になりました。」

「はい、お元気で~」

 

ロビーにて。

「今日帰ります~」

「あらー。次はいつ?」

 

部屋にて。

「お世話になりました~」

「どちらまで帰られるの??」

 

あちこちで、別れの挨拶が交わされるのが、朝の恒例行事。

 

なんとなーく出身地と目的と日数くらいは共有した仲間たちが、

それぞれの日常へ戻っていく。

数日だった人もいれば、2週間以上だった人もいて。

それぞれ晴れ晴れとした顔で、施設を後にする。

 

「13日ぶりに下界に降りられるの、楽しみでしょう?(笑)」

昨日から同室になった沖縄マダムに言われ

「そうですね~」

思わず顔がほころんでしまった。

 

本当に、とことん、自分に向き合えた13日だった。

 

小林真央さん、雨宮まみさんの死についても、私なりにいっぱい考えた。(日常だったら流していたかもしれない。貴重なタイミングだった)

 

 「健康道場は生きなおしの施設なのかもねぇ」と言った人がいてなるほどなと思ったんだけれど、あながち誇張でもないのかもしれない。

 

生と死。

 

どちらもできるだけ丁寧に考え、丁寧に扱っていきたいと思う。

 

 

そして自分がどうこの世界と関わっていきたいのかも、今一度。

 

さぁ、前へ。

 

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公的断食施設ー五色県民健康村健康道場ー

●13日目
<体重>

ー2.7kg

<食事内容>

朝 パン/チーズ/野菜スープ/牛乳

 

<いま食べたい物>

特にないけど、肉とお酒は今日いただくでしょう

<理由>

今日から友人と一泊で淡路島観光予定。

淡路島に友人監修でホルモン屋を開く予定があるらしく、見せてもらうから。

(オープンしたら告知します)

 

↓前回の感想もぜひお読みください。

iwamuraakiko.hatenablog.com

【断食ルポ】2-13(兵庫県淡路島)雨宮まみさんの死

施設のドクターが、毎週金曜日に講座を開いている。

 

・「社会的な自分」と「本来の自分」ここが分かれていないと、この世は生きづらいんです
・健康医学は能力ですからね。ちゃんと身につくまでしっかり学びましょう

・メディアが入ったりしますけれども、大抵シナリオがありますんでね、最近は編集が変でも無駄な抵抗はしません(笑)

・精神は絶対に歳をとらないんです

・他人ではなく自分の山を登りましょう

etc... 

iwamuraakiko.hatenablog.com

↑前回まとめてるのでお読み頂けると幸いです。

ドクターの講義は何度聞いても素晴らしいのだけれど、今回はもっぱら別の事を考えていた。 

 

実はおととい、ライター 雨宮まみさんの死を知った。

 

最近どんなの書いてるのかなー?と久々に検索したら2016年11月15日に突然死していた。葬儀は近親者でだけで取り行ったという。唖然とした。

 

私が彼女を知ったのは2007年くらい。

たまたま、ブログ「弟よ!」を見つけて虜になった。

渋谷UPLINKで開いていたイベントにも行ったし、しばらくブログも本も追っかけていた。一度は、女子の意見を聞きたいとインタビューを受けたこともあった。

 

新宿のビルの個室ランチに、編集者と雨宮さんと3名の女の子。天ぷらご膳を頂きながら2時間くらいの取材を受けた。

 

静かに話す口元にボルドーの口紅がとても似合っていて、ドキドキしたことを覚えている。

 

女性の生きづらさとか、コンプレックス、鬱屈とした気持ちをしっかりと曝け出す文章や、尖ったイベント、大人っぽいルックスに当時の私はメロメロだった。ダンサー志望だったので、”やりたいことを仕事にしている人だ”という憧れでも見ていた。twitterを辞めてから情報を追っていなかったけれど、勝手に、ずっと居てくれるものだと思ってた。

 


彼女が、半年前に、亡くなっていた。

 


彼女は自分を生き切ったのだろうか。

その上で、この世とお別れしたのだろうか。 

 

そんな事をずーっと考えている。

 

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公的断食施設ー五色県民健康村健康道場ー

●12日目
<体重>

ー2.6kg

<食事内容>

朝 パン/チーズ/野菜スープ/牛乳

昼 五分粥/野菜スープ/焼きサツマイモ/●●(忘れてしまいました。。。)

夜 五分粥/山芋・しめじ・エノキの甘酢和え/白魚と豆腐の煮込み/胡瓜とわかめの酢の物

合間に、水分1000㏄

<いま食べたい物>

うーん・・・牛肉?

<理由>

すっかり薄味に慣れました。お酒は一度も欲しくならなかったなぁ。