田舎のダメお嬢と呼ばれて

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【小話】54 文章の書き方

前に「私、なかなかブログが書けなくて」って言っている女の子がいた。

 

"書くネタがない"のか、"文章化できない"のか、どちらですか?と聞き返したのだけれど、明確な答えは貰えなかった気がする。

 

私の場合は圧倒的に後者で、と言うのも、先日のイラン人しかり、昔からネタは結構降って来るのだ。

iwamuraakiko.hatenablog.com

だからこぼれてるネタもあるし、読んでもらえるレベルに行かずお蔵入りってのもあって、なんだか勿体無い気持ちになったりもする。

 

私の文章の書き方は、

 

1. 頭の中である程度まとめる
2. gmailの新規メールで書く
3. 下書きに保存しひたすら推敲
4. タイミング見てUP

 

という感じ。バスや電車で移動中にスマホで書くことが多い。

 

昔の文章を移して保存しておいたり、パッと浮かんだ感情を記しておいたり、元カレとの別れを短編小説に仕立ててみたり(笑)、色々遊んでいるので、私の下書きBOXは現在210件を超えている。言わばネタ帳みたいなもんだ。

 

その女の子はもしかして、最初から結構きちんと書こうとしていたのかもしれないな?と思い、ココに書いてみました。

 

PCでもスマホでも編集できるので、オススメの方法です。

【地域ルポ】27(宮崎県美郷町)田舎の婚活イベント、その底力。

川でとったウナギや鮎、森で仕留めた猪と鹿を、自分で作った炭で焼いてくれて、みんなでワイワイBBQ。

そうめん流しも竹で手作り。残ったそうめん?流しちゃえ!(魚の餌になって最終的にはうちらの胃袋に入るやろ~)

プチ登山の杖が足りなかったらササッと作り、祭りの時期には神楽や太鼓。

田舎に住む男たちの出来ることって、都会の男たちよりもだいぶ多いんじゃないだろうか?

DIYの域を超えてるそれらを見て、いちいち感動した二日間だった。

神楽坂の街角でイチャイチャしたり、銀座のバーで気取った夜も、それはもちろん素敵な思い出。

でも今は、このワイルドな極上BBQと、私の知らない世界の話がとても楽しい。

そんな田舎の底力にやられ、完全に二日酔いで迎えた朝。

キレイな空気を吸い込んで、帰りの山道に向け気合を入れる。「また来てね~」の笑顔に見送られながら、次回は絶対飲み過ぎない!と心に誓ったのでした。

田舎の婚活イベント。
オススメです。

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どがわ恋物語

https://www.facebook.com/d.koimonogatari/

【小話】53 婚活の神様はペルシャ絨毯に乗って

都城に向かう電車で、とある外国人おじちゃんが隣に座って来た。結構席空いてるけどな・・・?と思いつつ会釈する。

 

すると、ココ(都城)ニイク?ナンジニツク?と聞いてくるのだ。私イヤホンしてるのに、なんかオモロイ人だなと思ってたら、まさかのペルシャ絨毯屋さんだった。

 

東京から売りに回ってるらしく、「えっ!都城で売れるんですか?!」と聞いたら「ウレル」とニッコリ。

 

「デモ、オカネハ、セイカツデキルブン、アレバイイ。ソレイジョウアッタラ、シゴトニ、シバラレテシマウ。」

 

おいおい、超いい意見!
その後もペルシャ絨毯の写真を見せてくれつつ、しばし歓談してたら、
「アナタハ、アタマ、イイトオモウヨ」
なんてニッコリ褒めてくれたりもして、なんだか気分がいい。

 

祖国イランの話に熱が入った所で都城駅に着いた。私は終点の西都城駅まで行くので、ここでサヨウナラ。

 

すると彼は、"娘と同じ中学生くらいだと思ったから話しかけなかった"らしい私に、

 

「サンジューサンサイ・・・モシコドモガホシカッタラ、アトニネンクライ・・・ガンバッテ。」

 

と言う言葉を残し、ニッコリと去っていった。

 

もしかして彼は、ペルシャ絨毯屋に化けた、婚活の神様だったんではないか。


ワタシ・・・ガンバル!

【小話】52 友に学ぶこと。

「あっこはさ、特別キレイでも可愛くもないけど、自分の”見せ方”が上手いんだよねぇ。今日も…なにその透け感!(服のことです)」って、昔ゲイの友達に言われ、爆笑した事がある。

アナタとわたしの「距離感」を正確に判断し、”アナタが見てもらいたいアナタ像"を察知し(”わたしが納得しやすいアナタ像”を押し付けるんじゃなく)、ベストなタイミングで言動に移す。

彼を含むゲイの友達はなぜかおしなべてその能力が高く、お手本にしています。

【地域ルポ】26 (宮崎県日向市)牧水・短歌甲子園ヤバイ

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「牧水・短歌甲子園」に、俵万智さん(宮崎在住)目当てで行ってきた。

 

この大会、ヤバイ。

 

作品披露→歌についてディベート→勝敗

 

の流れなんだけれど、現在の高校生が何を感じてるのかも分かるし、本当に優秀なんだなと実感した。

 

特に感動したのが、ディベートの部分だ。

 

自分が一生懸命考えた作品を披露して、それについて皆の前で直接ダメ出しを受けつつ、本当の意図を押し返したり、押し返せなかったり。

 

途中で、これはビジネスの場でやられている事と一緒じゃないか!と気づく。

 

しかもプレゼンするのは「自分の生みだした作品」。会社の商品やサービスでは無いのだ。状況は更に厳しく、感情的になっても仕方がないはず。

 

しかし彼らは、冷静なのだ。

 

言葉の戦いなのだから言葉で返す、という姿勢に、心底シビれる。

 

「◯◯が印象的な、とても良い歌だと思いました。ただ一点気になったのは・・・」

「ご指摘ありがとうございます。◯◯に関しては・・・」

 

「分かりました。ありがとうございます。ちなみに◯◯には何か意図があるのでしょうか?」

 

わーん!

ちゃんとボールを打ち返しているよー!

これぞコミュニケーションだよー!

 

もちろん、うまい言葉が見つからなかったり、田舎と都会の文化の差で理解しあえなかったりする場面もあるのだけれど(全国の高校が集まっている)、丁寧なコミュニケーションの形を観て大感動した。

 

しかし、そんななか気になったのが、観てる大人側のリアクション。

 

なんだか変なところで笑いが起こるのは「子どものやってること」っていう視点から抜けられていないからでは?

 

恐らく平均年齢50歳以上、何らかの身内が来てる感じの雰囲気だったけど、受け手のレベルも問われる大会だったなと思う。

 

「子ども」にくくって思考停止になるのはとても損な事だし、かつて私はそう言う大人が大嫌いだった。(同時にチョロいとも思ってたけど、笑)

 

私も着実にババァになっている。

新しい文化への興味を放棄することなく、常に学べる人でありたい。

 

優勝は、神奈川県立横浜翠嵐高校
二位は我が母校、延岡高校だった。

 

この子たちが大人になって行くなんて、これからますます面白い時代が来ることは間違いない。

 

来年も絶対また来よう。楽しみすぎる。

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