宮崎にUターンするにあたり、就職活動をした。
いきなり地元企業ってのも怖いから、"本社は東京ですけど宮崎でも事業やってます系"ないかなーと探したんだけど、意外とあって驚いた。その一つがこの会社だった。
不動産事業にプラスして横丁事業を展開している、アスラボ。
すでに山梨県・甲府に横丁を作ったということで旅行兼ねて行ったりもして、個人的には盛り上がっていたのだけれど、結果は見事に不採用。
でもなぜか、現場リーダーから個人的に連絡をもらい、Uターン後にちょくちょくお茶をするようになった。
元々は有名農家である彼の話はとても面白くて、さらには紹介してもらったチームのみなさんも面白くて、あぁ、私にはこの関わり方が合っていたのかも、と納得したのだった。不思議なご縁だったけれど、私のUターン後の生活を彩ってくれた、大切な出会いだった。
そのチームが本日オープンさせるのが、「宮崎ひなた横丁」。
あふれ出す、おいしさ。 新しい出会い。 夢。というコンセプトを掲げ、県内の素敵店舗が14店舗集まっている。
昨日はレセプションということで、少しオシャレして出向いた。
汗だくで走りまわるスタッフを横目に、へべすハイボールで乾杯する。かすかな酸っぱさが鼻に抜ける。うまい。
チームがしっかり足で集めたお店の、気合いの入った料理たち。
それに、宮崎の数々のお酒が合わさる。
料理もお酒も、組み合わせはもちろん自由。
好きなものを食って、呑んで、楽しめー!って姿勢が気持ち良い。
私も前々職で、飲食店立ち上げを3店舗経験している。初の客入れで吐きそうになる緊張感とか、スタッフが飛んじゃう不安とか、本部の人達の好き勝手な(に見えてしまう)言動とか、色々思い出してしまったけれど、それは次々に届く美味しい料理とお酒がすぐかき消してくれる。
きっとこれからもココは、色んなモヤモヤを吸収していく場所になるのだろう。呑み屋ってのは本来、そういう場所なのだ。
最後に、マンゴータルトがテーブルに届いた。
美味しそうに頬張る同行者の顔を見つつ、〆にスイーツが食べられる横丁って珍しいのかも?と思ったり。(私は甘いものに情熱がないので予想です。悪しからず。)
「宮崎の人は、新しもん好きで、飽きっぽい。最初は流行るやろうけど、そのあとどう頑張るかが大事やなぁ~」
レセプション後に行ったスナックのマスターが言ってたことはたぶん、どの地域も抱えていること。
でもとりあえず、“新しいものが作られる”っていうエネルギーが、私は好きだ。
そして、それが宮崎で感じられていることが単純に嬉しい。
本日オープンの宮崎ひなた横丁。
このエネルギー、ぜひ一度ご体感あれ。