田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

小話66 なぜ相撲が好きなのか

なぜ相撲が好きなのか。それはもしかしたら、「無様に負けるから」なのかもしれないと近ごろ思う。露わになった肌に直接土がつき、押し切られたり尻餅をついたりしながら、誰が見ても明らかに負ける。でも翌日にはまた土俵に立っている。その姿はとても人間らしく、元気が出るのだ。さてさて本日、千秋楽。

小話65 今のところUターンがうまく行ってる5つの理由

私の宮崎Uターンが思いの外うまくいってる理由を考えてみた。

 


1.Uターン者かIターン者と繋がるから

繋がる人たちがとにかく面白い。特にいま、宮崎には人が集まってる時期らしく、新しいお店や「第1回◯◯」みたいな会も増えてる。2年後くらいがまた楽しみ。

 


2.自身のタグ力が強まるから

県外や海外に向ける場合、東京在住の◯◯、よりも宮崎在住の◯◯の方が記憶に残る。まさか拠点移動が自身の価値を高めるとは思わなかった。

 


3.親孝行感を感じられるから

月イチで実家に帰れる状況はなかなかいい。久々に喧嘩してみたり墓問題とか介護とか、血縁ならではの事柄に触れるのは刺激的。今ハマってるのは祖父母の昔話。遠い世界の話は本当に面白い。

 


4.収入の考え方は人次第だから

雇われる場合、基本給はグッと下がるけど、その分生活を整理するか、個人仕事を増やしていけば良い。周りを見てると、Uターン前に外貨稼げる状況作っとくと強そう。

 


5.結局どこでも行けるから

東京に3ヶ月に一度ほど行ってますが、今は移動手段が増えてるし安くなってるのはかなり大きい。拠点選びの自由度はこれからますます高まりそう。

 

 

 

以上、Uターン1年経って感じてることでした。

 


拠点移動、悪くないっすよ。

小話 64 東京はコンクリートジャングルなんかじゃない

4年前の今日、目黒から千駄ヶ谷に帰るタクシーで泣き腫らしていたら運転手が神だった話。

 

東京は、コンクリートジャングルなんかじゃない。

 

>2014.5.19

「大丈夫ですよ。辛いのは今だけです。必ず時が解決します。大事なのはこれから出会う人と過去の人を比べないこと。それさえ気を付ければ大丈夫です。いつか変なタクシーのおっちゃんがこんなこと言ってたなぁ~と思い出すときが必ず来ます。安心してください。大丈夫。頑張って!」女子たちの前で散々泣きはらした後、帰宅までずーっと励ましてくれた運ちゃんにまた泣けた。人が優しい。ありがたい。そして早めにきっちりバイバイしてくれた相手も、やはり優しかったと思う。成長した(と信じたい)私が、新たな人に選ばれるように。私もまた選べるように。さてさて、フリーに戻りまーっす!

小話63 さあ、輪になって騒ごう

何らかの課題をテーブルにあげるために、たまに、ちょっと大げさに騒いだりする。

騒いだ本人が得するわけじゃないので、まぁ、仲間を守りたいとか、公平性とか将来性とか、暑苦しい気持ちがそうさせるわけだ。考えたらこれ、中高生からあんまり変わらないスタンスかも。

 

でもあの頃と違うのは、「自分が選択している」と理解したこと。

「なんで私ばっかり…」「どうしてあなたは動かないの?」なんて不毛な思いは抱かなくなった。

 

解決したいから騒ぐ。騒がないという選択だってある。今回はどっちにしようかな。ただ、それだけのことだ。

【小話】62 自分の機嫌を取れるか問題

仕事中に、自分で自分の機嫌が取れるようになったのは、 30歳でがっつり入ることになった飲食業界の影響が大きい 。

 

受注から納品(オーダーテイクからサーブ)、 そして請求書あげて入金まで(お会計) の流れが一瞬で訪れるライブ感。ここにめっちゃ影響するのが、チームの空気感だった。

 

常に自身は機嫌よく、チームがスムーズに回るよう立ち回ること。その出来は、本当に面白いように日々の売り上げに表れる。

 

あの経験を経て、ムスーっとしてたりする人を見ると、 あー客前に晒されてこなかったんだなと思うようになった。

 

常に一定の機嫌を保てる人を、 私はプロと呼ぶ。

 

これは、本当に難しいけれど、目指したい方向性である。