田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【地域ルポ】4 (三重県伊勢市)最大の収穫、ココット山下

私は去年まで飲食業界にいた。
三十路を目前にして未経験で飛び込んだ業界だったので、結構必死だった。

そこで、短い間だったけれど、3箇所の地域で店舗立ち上げにも関わった。

全く知り合いのいない土地のレオパレスで、隣のオジさんのクシャミを聞きながら、どうやったらお店が地域に定着するのか、、、と、毎日毎日考える時間。振り返ればとても貴重だったなと思う。

辞めて4か月経つけれど、あの時ずーーーっと考えてた癖は抜けず、飲食店に行くと、どうしても気づくポイントが増えてしまった。

そして大体は、悪いところのほうが目に付くわけで。
残念だなぁという思いでお店を出ることも、前より増えたと思う。

当時、自身もお店に立ちつつ日々考えた結果、分かったことがある。


スタッフが誇りを持って仕事してないと、
お客様は絶対に楽しめない。


誇りの中には、楽しさ、心地よさ、チームワーク、やり甲斐など色々が含まれる。

単に、好きとか楽しい、だけだとベクトルが内側に向かっている感じ。
自分たちだけキャッキャやってて、お客さんのこと見てないお店、たまにありますよね?笑

誇りって、私の中では外に向かってる感じなのだ。
自分たちだけでは築けないステージ。
正しい厳しさの上に成り立つ心地よさってあると思う。

それをビンビンに感じる店に、伊勢で出会ってしまった。

ココット山下。

オーナーシェフの凜とした女性がキッチンに立ってて、ほわっと暖かい雰囲気のスタッフがサービスしてくれる。

カトラリーも内装も照明もステキ。
そして、全部のお料理がとにかくキレイで、ボリューム満点で、なおかつ美味い。

1日目。お肉のコース。
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・モッツァレラとカマンベールのサラダ
・白菜のほっこりスープ
・ココットで出される旨味のしたたる鶏
クランベリーシャーベットとふんわりチーズケーキ

2日目。お魚のコース。
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・衣具合が絶妙な野菜と牡蠣のフリット(牡蠣抜きでオーダーしたら鮭に変えてくれた)
・ごぼうのほっこりスープ
・焦げ目香るヒラメのガーリックバターソテー(牡蠣抜き)
・チーズシャーベットとピスタチオとイチゴのケーキ


自家製パンと食後のドリンクも付いて4000円程度。これだけの内容なのにリーズナブル。
そうです、2日間通ったのでした。

2日目はちょうどお客さんが重なった。

アラカルト2組4名、
コース1名、
10分遅れくらいでアラカルト1名

という、一人で回すのはちょいと大変な状況。

でもシェフもサービスも顔色1つ変えず、
「〇〇お願いします」
「はい」
粛々と仕事をしていた。

この、ですます調というのも良いんですよね。
とても落ち着く。
どの業界もバタつく時に真価が問われますからね。
はぁ、プロフェッショナル♡

「連日ありがとうごさいます(^^)」
「また必ず、来ます・・・!」

名残惜しさ満載にお店を出ると、伊勢市のキレイな星空が。

はぁー美味しかったよーう。

思わず呟く。


伊勢、また来たい場所になりました。
お世話になりました。

ココット山下  http://ise-cocotte.com/