田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【小話】3 (千駄ヶ谷)私がフードファイターになる時

皆さんは経験ないだろうか。

予期せぬ時にやって来る、メガ盛りのお店。

 

「いらっしゃいませ~~ぃっ!」

前から気になってたお店に入ると、威勢の良い声で迎えられた。

木を貴重とした内装の中、おじちゃまが鍋を振り、おばちゃまがアシストしている。

娘二人?が皿洗いと接客。

「どうもっ!まいどありがとうございますー!」

お昼時。なんかみんな楽しそう。いいお店だなー。

 

手書きのメニューから”開店から定番の味!”と書かれていた野菜炒め定食をオーダーしようとしたら、

「ランチセットだと、豚汁がつきますよ?^^」とのこと。

じゃぁそれで、とお願いする。

 

そして運ばれてきたお皿を見て、あちゃーーーと思った。

 

・野菜炒め(キャベツ半玉くらいいってませんか・・?)

・豚汁(どんぶり)

・ごはん(デカお茶碗)

・お新香

 

特に豚汁がね、どんぶりにたっぷり注がれてくるのです。

こりゃ確実に2.5人前くらいだな・・・イケるだろうか・・・

 

”出されたものは残すべからず”な父のもと育った私は、残すことに関して抵抗がある。

ご飯を残した思い出と言ったら、失恋した翌日に、当時いた会社の社長と築地で天丼食べて半分残したときくらいのものだ。あの時の社長の怪訝そうな顔、今でも覚えている。

 

よし・・!

 

意を決して食べ始める。

 

あ、野菜炒め、美味しい。

コショウが強くなくて好きな味だ。

豚汁もちょうどいい味噌具合。美味しーい。

 

「すいません、どうも!ありがとうございまーす!」

「いらっしゃいませーい!お好きな席へどうぞ^^」

「すいません!ありがとうございまーす!」

 

すいませんが口癖なんだろうか。なんかでもいいな。

いや、気を抜いちゃだめだ。お茶を飲んだらすぐ再開だ!集中集中!

心の中で自分を鼓舞し、食べ続ける。

 

やっと1人前くらいになった。あとひと踏ん張りだぞ。

皿の底が見えてきたらこっちのもんだ!集中集中!

 

「あ、ご飯は大盛りサービスもやってますので~」

オイオイ、まじか。

「いらっしゃいませーい!2階へどうぞー!」

えっ!2階もあるの!?

 

店内に響く新規情報に惑わされながらも、どうにか集中して食べきった。

 

「どうもすいません!ありがとうございまーす!」

「ごちそうさまでしたぁ・・・」

 

結局、30分ほどでお店を後に。

なんだろう、この達成感。私、やったよ・・・!

 

また必ず行くけど、次は量は半分で、とオーダーしようと思いました。

オススメ。

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