田舎のダメお嬢と呼ばれて

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【小話】9 夢のはなし

中学生のころ、夢占いにハマっていた。

枕元にノートとペンを置き、起きがけにひたすらキーワードを書く。

そしてそれをひたすら検索(当時はもちろん本ですよ?笑)する。

 

思春期の夢なんて、自己嫌悪、自己嫌悪、ときどき好きな子、自己嫌悪、みたいなサイクルなわけだけれども、

 

「不安な気持ちの現れです」

「日々にフラストレーションを抱えています」

「相手との距離に悩んでいる証拠です」

 

という診断結果と日々戦っていたわけだ。

 

そのころのクセなのか、今でも見た夢はほぼ完全に覚えている。

 

映画作れるんじゃない?というほどの感動大作に出会うこともあれば、

スプラッター気味だったり、モトカレ総動員だったり、

激怒する夢のときは必ず英語だったりする。

(これ、英語でバランスとってると思われる。イヤ取れてないから、笑)

 

 

これまで幾度か、転職の機会があったが、

その付近には、毎日毎日、「居心地が悪い家」が出てきていた。

 

奥のほうに知らない人の部屋がある。

ユウレイがいる。

とにかく汚い。

超狭い。

そもそもドアがない。

 

「そこはアナタの居場所じゃない!」と、夢が健気に知らせてくるのだ。

 

 

そんな本能に従い転職を重ねる自分にまた自己嫌悪なわけだけれど、

「あー、またイヤな家出てきたな・・・」から始まる朝は結構憂鬱で、

それがなくなったことは単純に嬉しい。

 

 

昨日は、広くてキレイで真っ白な家が出てきた。

 

水周りも充実してて、心地の良い、素敵な家だった。 

 

ただ、「友人家族の家にお邪魔した」という設定だったので、

まだソレお前の土俵じゃないよ、と冷静に示唆してくれていると思われる。

 

はい、がんばります。