田舎のダメお嬢と呼ばれて

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【小話】10 日本の素敵な社長さん

 ※2013年7月6日に書いたものです。

 

4年前、就職することにし、面接受けまくっているときに、課題が出ているにも関わらずやんなくて面接行ったことがある。(ジュエリー営業に内定が決まったため、余裕ぶっこいていた)


さらっと帰ってこようと向かった広告代理店。

まさかの社長(30代くらい)が面接官だった。

 

まじかー・・・ヤバイ。。

 

焦る私に気付いているのかいないのか、とても強い目と優しい物腰を持つその人の面接が始まる。


実は内定決まっていること。
課題やってきてないこと。
もともとダンスしてたこと。
就活で苦戦してること。
自分の強みが分かんないこと。


彼の質問に次々に答えていきながら、もう、自分が恥ずかしくて申し訳なくてたまらなかった。


普通なら一喝!して終わり、もしくは会わないよね、そんなフラフラ就活人。


”今日は本当にすみませんでした。
あなたはズバ抜けて人間に優しくて、そんな人が率いる会社に、私がやる気なく伺ったことが本当に恥ずかしい。

社長に言われた「諦め慣れちゃってるんじゃないの?」という言葉に衝撃を受け、じっくり考えている。あなたに会えた私は幸運。本当にありがとうございます。私は内定をもらっている会社で、いい営業マンになります。”

みたいなメールをその日に送ったんだけど、それに対して社長が返信をくれた。


”君への想いは面接で言ったから多くは言わないが、もし●●で働く気がおきたら連絡下さい。その時は採用する。
闘いは続きます。今後2人が顔をあわせる事はないかもしれないが、心を共に私は生きていきます。
君がくれたメールで私は救われた。ありがとう。”

 

超感動したのだけど、たぶん当時バタバタしてたし、今まで友達とかに話していない気がする。
なんとなくログを見てたらメールを発見したので、UPしてみました。

 


日本にはこんな社長がいます。超カッコイイ。

 

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この出来事は今でもたまに思い出します。

甘甘だった自分を受け止めて叱ってくれた、カッコいい大人。

 私もこういう人間になりたいと強烈に思った出来事です。

精進、精進。