田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【小話】12 デブコンプレックスからの離脱(イチ三十路の感情論)

4000gちょっとで産まれた。
そこからしてもうおかしい数字なんだけれども、
共働きの両親のもと、祖父母にガンガン可愛がられ、
その後も着実に体重を増やしていった私。

誰がどう見ても肥満児だった。


「デ~ブ!」
コドモ特有のまっすぐで正直な描写に傷つき
でも男子の前で泣くことはプライドが許さず
よくトイレで泣いていたっけ。

一回キレて○○くんの胸ぐら掴んだら、
勢い余って服が破けちゃったこともあった。(テヘ♪)


なぁんかその頃に男は敵!みたいなそんなイメージが
出来上がっちゃったんだよね。
負けちゃーなるまい的な。

女の子も時々チクっと言ったりするから
それはそれで痛くて、
だから外見以外で、私は頑張った。
ピアノ、習字、勉強、作文、読書・・・
ちょくちょく賞もとってたから、
まぁ日常生活がそんなに辛かったわけじゃない。

でも、コンプレックスはずっとあった。

 

小5のある日、家のトイレに座る私。
何気なくお腹の肉を掴んだら
だいぶ先まで、伸びた。
・・・ヤバイ
これが、ダイエットを決意した瞬間。

間食を一切やめ、
食事も野菜中心にし、
夜は毎日叔母とウォーキング。

 

 

1年後、小6になった私の体重は10kg減っていた。

 

 

久々に会う、○○ちゃんのお母さんとかに
「んまー!誰かと思ったわー!」と言われるほどの
サイズダウン。

その頃の写真は、今数えるととても多い。
全身が写ってる、にっこり笑ったピース写真。
我ながらイイ笑顔してる(笑)

 


中学校に入り、
初めての告白をされた。

最初、意味が分からなかった。

自分が恋を「される」立場だなんて
それまでこれっぽっちも思ってなかったから。


敵だった男の子達が、そして世界全体が、
私に急に優しくなった気がした。
突っ張ってた心がふわっと緩んで、
素直に嬉しくて、きゅんとした。


大げさに聞こえるだろうけど、
やっと人間として認められた気がした瞬間だったんだ。

 


以上、私が初めて、
デブコンプレックスから抜け出せたときの話でした。