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田舎のダメお嬢と呼ばれて

地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。

【地域ルポ】11(茨城県水戸市&笠間市)土地の魅力は結局、人の魅力なのだということ

やはり、旅はその土地の人がいると楽しい。

そう実感した旅だった。

 

昔から知るシンガーさんがライブをするというので向かった茨城県水戸市

2年前に遊びに行ったときは死ぬほど遠かったイメージだったが、

恐らくその時は特急を使わなかったのだろう。

 

前回は、イベントディレクターを辞め、カフェの会社に入るまでの、無職の期間だった。

ちょうど痛い失恋もしたときで、不安な時期。

偕楽園の緑に癒されたのが懐かしい・・・(遠い目、笑)

 

あの時と同じく、ニコニコと改札前で待ってくれていた友人は

ボブに切った髪も相まって大人感がプラスされていた。

 

「久しぶり~^^」

 

近況を話しながら、大通りを歩いてライブハウスPaper moonへ。

http://papermo-on.org/

 

まずは、MY GENERATION のパワフルな歌と演奏を堪能。安定のステージ。素敵だった。

http://papermo-on.org/hara-chie-pro.html

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その後、友人オススメのワインバーへ。

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 http://s.tabelog.com/ibaraki/A0801/A080101/8011382/

ワインもお料理も美味だった。

そして、新人の女の子へのマスターの指導の仕方が優しくて素敵。

(元飲食として、どーーしてもスタッフの雰囲気が気になってしまう。)

 

「ここはいいよ~交通費かかってるでしょ」と友人がご馳走してくれる。カッコいい。

 

翌日。

 

 彼女オススメの笠間(かさま)市へ出発した。

 

笠間稲荷神社は県内で2番目に大きいんだよ

・茨城は魅力度ランキング最下位だったけど、逆にオイシイよね

・浅草のホオズキ祭りのホオズキはほぼ茨城産なんだよ

笠間市は陶芸のギャラリーが多くて超ステキなの!

 etc・・・

 

車中で次々に出てくる情報に、スゴイなーと思う。

 

地元をちゃんと愛し、楽しみ切る!

そして外の人にもそれ伝える!

 

この熱意は昔から彼女の大きな魅力の一つだ。

 

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 完全ナビのもと、サクサク観光し、午後、その日のメインだった「中国茶の会」へ。

 

笠間に移住した建築家のご遺族が市に寄贈したと言う「笠間の家」。

現在はイベントスペースとして使われているようだ。

http://www.city.kasama.lg.jp/sp/page/page005149.html

 

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自然に溶け込む、陶磁器みたいな色の建物。

 

扉を開けると、超素敵な空間が広がっていた。

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お茶会は今回で3度目とのこと。

茨城出身で台湾在住の先生が、年に数回帰国するタイミングで開かれているらしい。

  

まずは、水出しの烏龍茶でもてなされる。

薄張りグラスに氷を入れる所作、ひとつひとつが美しい。

自然とこちらも背筋が伸びる。

 

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次に場所を移動し、別の種類の烏龍茶を頂く。

お猪口くらいの湯飲みで、五回(五煎)。

 

同じ所作を繰り返しながら淹れられるのだけれど、都度、香りと味が変わって驚いてしまう。

 

実際にお茶を頂くだけではなく、

 

・茶葉の香りを楽しみ、

・少しだけお湯で開かせた茶葉の香りをまた楽しみ、

・一気にお湯を注いだあとにその蓋の香りも楽しみ、

・飲みきった後の開ききった茶葉を器にあけてまた楽しむ。

 

「本当に、中国茶は香りを楽しみ切る、ものなんですよ」

 

フフ、と優しく笑う先生。

 

なんと豊かな・・・

 

コポコポと注がれるお湯の音

蝉の声

無駄なく美しい所作

静けさ

立ちのぼるお茶の香り

 

を、

 

6名の参加者で共有している空間。

 

なんだか安心し切って、思わず眠くなってしまった。

こんなに無心でありつつ、あたたかな気持ちに包まれたのは凄く久々な気がする。

 

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「いやー、ほんとにありがとう。めちゃめちゃ素敵だった・・・」

 

「ううん、喜んでくれて嬉しいよー」

 

互いにほわーんとしながら、友人と帰路へ着く。

 

聞けば、これから秋にかけて、陶芸のお祭り、蕎麦祭り、アートイベントと、目白押しなのだという。

 

「茨城楽しいでしょ??またぜひ来て〜!」

 

水戸駅で友人と別れながら、また来ようと思った。

 

 

魅力度ランキング、最下位の県。

 

でも私には、確実に、魅力いっぱいの県である。