読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

田舎のダメお嬢と呼ばれて

地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。

【小話】16 スケジュールを立てるということ

イベント屋になったとき、初めて覚えたのは”スケジュールの立て方”だった。

 

本番日から逆算して、

小さいイベントで2~3か月、大きければ1年単位でたてていく。

 

リハ・仕込み日、最終打ち合わせ日、募集締切日、チラシ入稿日、台本&マニュアル完成日、各種打ち合わせ日・・・

 

初めは先輩方のスケジュールを見て、見よう見まねで作ったっけ。

 

「いやいや、このスケジュールじゃデザイナーさんきついよ」

「ここらへんで会場さんともすり合せとかないと」

「クライアントともう一回は会わないとだなー」

 

色々ダメ出しをしてもらって、やっとこさ完成させた自分のスケジュール。

それに沿って、私が初めて担当したのは官公庁関連のシンポジウムだった。

 

チラシってどうやって作るの?

新聞広告ってどう出すの?

台本・マニュアル自分で書いたことないよ。。

予算ないけど、業者さんとの交渉ってどうやるの?

 

小さな会社だったがゆえ、その状態で担当ディレクターになれるという奇跡、笑。

 

でもつべこべ言ってたってスケジュールは決まっているし、

否応なしに締切は来るし、

そもそもスケジュール自分で立ててるから余裕あるなしも理解してて、

そうしてるうちに苛立ったクライアントから電話が来たりする。

 

だから忙しそうな先輩にも必死で聞いて、google先生にも質問しまくって、がむしゃらに進めていった。

 

そしてどうにかこうにか本番日が終了した瞬間、会場のトイレに走り、安堵に泣いた。

 

 

その後、手伝いも入れると恐らく担当したのは20イベント程度。

 

全てのイベントにはそれぞれのスケジュールがあって、

時期重なって無理くり突破したり、ぽかっと空く瞬間があったり。

A3サイズに印刷したスケジュールとにらめっこしながら、色々調整したなぁと思いだす。

 

結局は発注ミスやクライアントからの直前提案などで崩れたりするのだけれど、スケジュールがあることの安心感と実行性を、じっくりと体感できた時間だった。

 

 

4月末に、宮崎に帰ることにした。

 まだ、家も、職も、決まっていない。

でも、スケジュールを立てれば物事は動く、ということを私は知っているし信じている。

 

♪我は自由に街かけまわり 親は実家で青くなる~

 

冬ソングに乗せてみたけど、あまりPOPになりませんでした。

色々と頑張ります。