田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【断食ルポ】2-3(兵庫県淡路島)本当の敵は、いびきではなく

午前1時、ベッドの上で、困ったな・・・と小さくつぶやいた。

 

「寝るのいつも遅いから・・・こんなに早く寝られるやろうかぁ?」

 

22時の消灯を前に明るく不安そうだったねえやんの豪快ないびきが、

ただいま部屋中に響き渡っている。

 

2度ほど、トイレに立ってみる。

すると一瞬は静まったりするものの、しばらく経つとまた音量がUPする。

 

身内であれば注意もできるだろうが、今日出会ったばかりでいくばくかの会話を交わしただけの間柄だ。困った・・・

 

と同時に、思い出が蘇った。

 

20代、まだまだ仕事も中途半端な時期、とある人に恋をしていた。

成り上がり系経営者。ボリューミーボディーと低い声がとても魅力的な人。

そのパワーに憧れ、嫉妬し、苦しいけど傍にいたくて、勝手にもがきながら恋をしていた。

 

当時住んでた笹塚の家で彼と過ごす夜は、

今みたいに設定温度3度ほど下げて少し凍え、

今みたいにいびきでなかなか寝付けなかった。

 

でも彼が見せてくれる新しい世界を、

私は絶対に手放したくなかった。

 

自分に足りないものを埋めてもらいたいだけの、

なんとまぁ、身勝手な恋だったのだろう。

愛おしくも恥ずかしい、不器用な20代だった。

 

午前1時半過ぎ、宿直室へ向かった。

いびきの音というより、じわじわと現れる過去の自分との対面に耐えられなくなったからだ。

 

「すみません・・・5人部屋なのでそういったこともご了承いただく形になります・・・」

「ですよねぇ・・・耳栓なんかはないですかね??」

「はい、事務所にありますのでお待ちください」

 

完全に寝起きのスタッフに、申し訳ないなぁ・・・と思いつつ、彼女が持ってきてくれたのは3種類の耳栓。

 

やっぱ、結構需要あるんスね。笑

 

一番安い60円を購入して部屋に戻り、何とか眠ることができた。

 

本日。

事務所に追加料金でいいから個室に変えられないかと相談したところ、結局(施設側が何かしら理由をつけてくれて)ねえやんが個室に移ることになった。

 

なんかごめんなさい…とも思うけど、5人部屋つぶすことになるから施設としても懸命な判断だろう。

 

1人部屋になってしまった広い部屋。

 

風の音にふと窓を見ると、もったりとした雨雲が空を覆い尽くしていた。

 

淡路島は今日と明日、雨が降るらしい。

 

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  • 2日目

<体重>

ー0.6kg

<食事内容>

朝・昼・夜 特製ジュース(薄あま牛乳)

※水分2000㏄(これが地味にキツイ。これからあと500飲まねば)

<いま食べたい物>

湯豆腐

<理由>

Facebookの写真で湯河原の大好きなお豆腐さんが出てきたから♪

湯河原十二庵 とうふ・生ゆば専門店