田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【断食ルポ】2-4(兵庫県淡路島)静けさの価値

自然というものは、結構うるさい。

 

ピピピ・・・

チュチュチュ・・・

ジーーー

 

窓を開けたとたん、一斉になだれ込んでくる鳥や虫の音たちに

でもなんで、イヤじゃないんだろうなぁ・・・と考える。

 

4年前の今頃、私は東京の千駄ヶ谷というまちに住んでいた。

 

新宿、原宿、渋谷なども近いのに、緑が多い。

なんかゆったりしてるし人もお洒落。

 

初めて仕事で訪れた時、絶対に住みたいと一目ぼれしたまちだった。

 

がらんとした間取りに似合わずお風呂が広い部屋を何とか見つけ、

初めて経験する“憧れたまちに住む”という生活。

 

引っ越し当日、まだ段ボールの残る部屋をあとに、近くのカフェに行った。

キレイな黄色のカーディガンを羽織った男性が静かに食事をしている様に、

 

あぁ、越してきたなぁ・・・

 

って、すごく感動したことを覚えてる。

 

でもその日から、騒音に悩まされる日が始まった。

 

マンションの目の前には、新宿から原宿、渋谷も結ぶ明治通りが通っていた。

この道が、本当に24時間眠らない。

 

夜中も大きなトラックやパリピ達の車が行き来し、

朝はラッピングバスの大きな音楽で起こされる。

 

オフィスとして使う人も多い物件で窓がペラペラだったのもあるけれど、

都会の音と言う音に包まれて、気が休まらない思いを初めて実感した。

 

昼はクライアントのわがままに付き合い、

合間に好きな人との食事の予定を取り付け、

夜は同僚に愚痴飲みに付き合ってもらい、

夜中にやっと寝ようとするけど明治通りが寝かせてくれない。

 

まぁでも今思えば、気が休まらない状況は自分で作りだしていたのかも。

 

その後一年も経たぬうちに、歩いて15分ほどしか離れていない、静かな場所に引っ越した。

そこに3年住む間に仕事にも心境にも変化があり、

先日、故郷の宮崎に戻ってきたのだった。

 

ブーーーン

 

エンジン音がして窓に目をやると、コープの納品車が停まっている。

その音は一瞬で止み、またピピピ、チュチュチュ、ジーの大合唱が始まった。

 

この音がイヤじゃないのはきっと、人間の作りだした音が結局、一番気になるからなのだろう。良くも悪くも。

 

この自然の音と、頑張って会話しなくていい権利もまた、この施設の醍醐味。

 

静けさの価値に気付くと、人はうんと楽になる。

 

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  • 3日目

<体重>

ー1.2kg

<食事内容>

朝・昼・夜 特製ジュース(薄あま牛乳)

合間に、水分2000㏄

<いま食べたい物>

特になし

<理由>

SNSなどで写真見るといいなーとは思うけれど。(お腹は鳴っている)