田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【断食ルポ】2-6(兵庫県淡路島)こんにちは、赤ちゃん

そうか、いま、私たちは赤ちゃんなんだ。

 

午後15時半、午後の巡回終わり。

ベッドに横たわり、レースカーテンが揺れるのをぼーっと眺めながら、ふっとその思いが湧いた。

 

窓の向こうには、爽やかな日光に照らされて一層彩りを増した、オレンジ色の屋根と緑の木々。空にはゆったりと雲が泳いでいる。

 

部屋の中には、昨日入所した二人のおばちゃま。

木製のつい立てを挟み、スースー寝息を立てて気持ち良さそうに眠っている。

 

「自分に120%の時間使えるなんて、幸せやわぁ~~」

 

最初に同部屋だったねえやんはとっても嬉しそうにそう言っていたけれど、

確かに、家事育児仕事恋愛沙汰、なーんにも追われず自分の思い通りに過ごせるというのは、大人にとって一番贅沢なことなのではないか。

 

そして、それってまさに、赤ちゃんの状態ではないか。

 

一日三回特製ジュースを飲み(薄あま牛乳なんで、ほぼミルク)、

一日2000ccの水分をとり(赤ちゃんもよく水飲んでますよね?)、

一日最低3回は巡回があって(赤ちゃんはもっと多いか)、

基本的に自分のペースで、興味に柔順でいていい。

 

なるほどここは、赤ちゃんに戻る権利を買う施設。

大人の保育園なのだ。

 

日頃まみれた色々な感情からいったん自由になり、

つるん、とした心に戻って、また明日からを大切に生きられるように。

 

TVの影響もあるらしく、そんな赤ちゃん達がいま、およそ40名入所しています。

 

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  • 5日目

<体重>

ー2.0kg

<食事内容>

朝・昼・夜 特製ジュース(薄あま牛乳)

合間に、水分2000㏄

<いま食べたい物>

特になし

<理由>

午前中は吐き気があったけど、午後から均衡が取れてきた気がする。