田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【小話】42(宮崎県)田舎のエンタメ、蛇

朝、お寝坊してたら、叔母(68)に起こされた。

「立派な蛇の抜け殻があるっちゃが!ちょっときてん!!」
 
着替えて外へ出ると、塀の前にへろへろ~っと抜け殻が横たわっている。
スマホで写真を撮れというので、眠いな~と思いつつパシャリ。
うーん、なんかイマイチ・・・
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私は昔、動物園にあった蛇小屋が好きだったらしい。
「あんた夢中で見よったっちゃが!」という30年前の記憶により、叔母にとって私は”蛇好き”キャラに認定されているようなのだ。
 
自分は苦手なのに私を呼び出し、遠くから「そこにおるやろ!」と見せようとしてくれる。
 
この前畑にナマの蛇が出たときもすぐにお呼びがかかり、これまた蛇嫌いの祖父(92)が鍬で殺そうとしてる姿に爆笑して写真を撮った。(すばやく逃げられていました)
 
「頭から尻尾までキレイに残っちょるやろ?こんなキレイな抜け殻はご利益があるって、額縁に入れて飾る人もおるらしいわ!」
「・・・いやーでも、これ飾るけ?」
「うーん・・・まぁちょっと気持ち悪いね、笑」
「今日お父さん帰ってくるし、土に戻してもらおうや」
「そうやね」
 
家の前の蔵には「主(ぬし)」と呼ばれる蛇が住んでいるから壊せない、とか色々、田舎はファンキーなことが多い。
 
それを体験させようとしてくれる人たちにも囲まれて、ほんと毎日飽きないです。