朝、お寝坊してたら、叔母(68)に起こされた。
「立派な蛇の抜け殻があるっちゃが!ちょっときてん!!」
着替えて外へ出ると、塀の前にへろへろ~ っと抜け殻が横たわっている。
スマホで写真を撮れというので、眠いな~と思いつつパシャリ。
うーん、なんかイマイチ・・・
私は昔、動物園にあった蛇小屋が好きだったらしい。
「あんた夢中で見よったっちゃが!」 という30年前の記憶により、叔母にとって私は”蛇好き” キャラに認定されているようなのだ。
自分は苦手なのに私を呼び出し、遠くから「そこにおるやろ!」 と見せようとしてくれる。
この前畑にナマの蛇が出たときもすぐにお呼びがかかり、 これまた蛇嫌いの祖父(92) が鍬で殺そうとしてる姿に爆笑して写真を撮った。( すばやく逃げられていました)
「頭から尻尾までキレイに残っちょるやろ? こんなキレイな抜け殻はご利益があるって、 額縁に入れて飾る人もおるらしいわ!」
「・・・いやーでも、これ飾るけ?」
「うーん・・・まぁちょっと気持ち悪いね、笑」
「今日お父さん帰ってくるし、土に戻してもらおうや」
「そうやね」
家の前の蔵には「主(ぬし)」 と呼ばれる蛇が住んでいるから壊せない、とか色々、 田舎はファンキーなことが多い。
それを体験させようとしてくれる人たちにも囲まれて、ほんと毎日飽きないです。