ペーペーのイベントディレクターだった頃の話。単に焼き直せばいいパワーポイントのマニュアルを任されたんだけれど、意味が全然わからなくて、恥ずかして悲しくて悔しくて、先輩が打ち合わせに入った瞬間に帰っちゃったことがある。
今思えば意味不明だけれど、私はそれほどまでに、"できない自分を認める"ことを怖がっていた。「分からないです教えてください」でいいはずなのに、なぜか先輩に反感さえ覚えながら渋谷の街をトボトボ帰ったっけ。いやー、ダサイ、笑。
翌日、先輩から小部屋に呼び出された。「なんで昨日帰ったの?」から聞いてくれて、その後「そういうスタンスだと今後何も教えられない」としっかり叱ってくれた先輩。今でもとても感謝している。
できない自分なんてさっさと認め、足りないものを手に入れればいい。
こう書くと簡単そうなのに、なかなか出来ないから不思議。修行は続く。
#失敗を晒そう