田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

小話215 素敵な仕事ぶりから元気もらう人

東京・京都旅を終えて宮崎空港に着き、お昼ご飯に蕎麦屋へ。「おひとりですか」とおばちゃまが受付してくれるそのゆったりなペースに、帰って来たなぁと思う。カウンターに座り、天ざるかなぁと顔を上げると、中にいた大学生バイト?と目が合った。すかさず…

小話214 ひとりで生きていくという絶望

むかし、ちゃんと絶望した事があった。平日の昼間だった気がするのだけれど、「あぁ、私はこれからずっとひとりで生きていくんだなぁ」としみじみ思って、「じゃあ、これからずっと、自分が飽きないように、自分で色々見つけて生きてかないといけないのかぁ…

小話212 日馬富士への想い 〜5年の時を経て私、モンゴルへ行くことになったよ〜

かつて日馬富士(はるまふじ)が暴力事件を起こし日本を去ったとき、図書館スタッフだった私はそれはそれはショックを受けた。振り返りつつ投稿をしていたのだけれど、年を重ねるごとにどんどんモンゴルに近づいていく様が我ながら面白い。これは毎年恒例の…

【地域ルポ】38(高知県)西部をぐるり!2日目  ところてんと、アート

地元の人にアテンドしてもらうって、本当にいいなと思う。しかも今回の友人は、高知への移住組。ということは、地域のプレゼン力が、より高いということだ。 「今日はさらに西まで行ってみましょう!」 と、本当に西の果ての大月町・柏島(かしわじま)まで…

【地域ルポ】37(高知県)西部をぐるり!2日目 バーとモーニング

2日目。 昨夜2軒目に行ったバー「SOUND BAR Braids Berry」さん、よかったですよねーと友人と話す。ふらっと入ったバーだったけれど、パリッとクールなマスターの接客が心地よくて、思わずマティーニをオーダーした(所作が良さげなところでしかオーダーし…

【地域ルポ】36(高知県)西部をぐるり!1日目 日本酒と絶品ごはん

私はワインの次に日本酒が好き。 高知は日本酒がいただけるかしら〜と思っていたら、友人が良きお店を予約してくれていた。 「味劇場 ちか」。 ほんとに、劇場みたいな作りの、おもしろいお店。 実はいまケトジェニックダイエット中なのだけれど、いいんだ!…

【地域ルポ】35(高知県)西部をぐるり!1日目  ゆすはら雲の上図書館

旅行中に、その地域の図書館に行くのが好きだ。好きな本があって退屈しないし、地元の人が集まる場所だからなんだか生活が見える気がする。 ・みんなの森 ぎふメディアコスモス(岐阜)・武雄市図書館(佐賀)・網走市立図書館(北海道) などなど、めがけて…

【地域ルポ】34(高知県)西部をぐるり!1日目 「しんじょう君」との出会い

朝、日曜市からのオーテピア(図書館と科学館の複合施設)を堪能していたら、友人が迎えに来てくれた。去年知り合った、元新聞記者の友人。今回一泊二日の県西ツアーをしてくれる。「オーテピア、すごいですねー!」感動しながら車に乗り込むと、コロナ前く…

【地域ルポ】33 (高知県高知市)かつて来た時はイベント屋だった

高知旅行に来ている。高知は13年ほど前、東京のイベント会社に勤めていたころに現場ヘルプで来て以来だ。NHK FMのパーソナリティが観光案内をするのをラジオで聴きながら一緒に街を歩く「FMウォーク」というイベントだった。 参加者に怪我がないように、、、…

小話213 「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」リアルイベントが楽しかった話

「“わかった”と思ったら、作品との関係性が切れちゃうじゃない?」 鹿児島市立美術館で行われたイベントに参加して、見えない人である白鳥さんが発した言葉にハッとする。一つの作品を、15分以上もかけて、わいわい喋りながら見る。自分と違ういろんな視点を…

小話211 ハンバーグと関係性

「どこに座る?奥も空いてるよ〜」「あ、じゃあ奥で〜」「なんかお友達みたいな感じで話しちゃった。ごめんなさいねw」「あははw いえいえ〜」 そんな会話をしたあと、食後のコーヒーを何も言わなくてもブラックで持ってきてくれる喫茶店がある。今日の日替…

小話210 赤蛇のrêve(レーヴ)

宮崎県に、好きなピアニストがいる。頻度高めにライブにも行っている。彼の曲と音は、本当に“整う”のだ。まるでヨガに行く感覚で、心静かに目を閉じると、ポーン、たららーんと、波のように音が広がってゆく。彼はMCもとっても静か。だからライブ中は、上質…

小話209 テレビを手放す

テレビを手放して数か月。大相撲中継はオンラインのNHK+で見ているのだが、合間に挟まるニュースが新鮮であり、苦しくもある。映像と音でダイレクトに迫ってくる、悲しい事件や社会問題の数々。この世は不幸なことばかりよ…と必要以上に悲観してしまいそう…

小話208 生理用品のクオリティ。今の私にはベアがある。

海外に住むにあたり「消耗品」というのは意外とネックで、二十歳の時に留学してたアイルランドでは、ティッシュやら洗剤やら、日本てやっぱり品質いいのだな。。。と思った思い出がある。その最たるものが生理用品で、海外はタンポン派が多いということもあ…

小話207 コロナ明けたら肉詰めを。

コロナ療養明けの今日、地元スーパーに行ったら「詰めてくれぃっ!」と言わんばかりの大きなピーマンが並んでいたので、久々にピーマンの肉詰めを作った。タネ部分はいつも違うのだけれど、今日のが最高だったので記録しておきます。 ・鶏ひき肉(桜島どり)…

小話206 伝記のつまらなさの理由

中学の頃に、そろそろ知識としての読書をすべし!と、伝記に「あ」の行から挑戦したことがあった。しかし、アインシュタインから始まり、伊能忠敬あたりで挫折してしまった思い出がある。結局数冊しか読めず、伝記ってなんでこんなにつまらないんだろ、、、…

小話205  私だけの、ひそやかな趣味を持つ

最近知り合ったクールめなお姉さんが、数度目に会った時に趣味を教えてくれた。とあるスポーツをやっているのだけれど、「みんなには言ってないからナイショで…」とこっそり教えてくれる感じにキュン。大会があったらしく、「こんな感じでやってて…」とこれ…

小話204 実家に「自分のもの」がある人たち

BS朝日『ウチ、“断捨離”しました!』を欠かさず観ている。すると結構な割合で「実家に自分のものがある人」が出てくる。進学や就職を機に実家は出たけれど、部屋はその時のまま。それで親には「もう少し片付けたら?」なんていうのだ。お、おぉ… 私は18歳で…

小話203 チャイ・ラブ

23時、サランラップにカルダモンとクローブを包み、ビンの底でガリガリ潰す。それらをミルクポットに入れて煮出すと、一気に茶色。グツグツと香りが立つ。さいこう。その後、地元スーパーで買ったチャイ用茶葉を入れてさらに煮出す。するともう、まっ茶色。…

小話202 「すみっコぐらし」に思うこと

先日、友人の子と遊んでいた時、「じゃあ今から、えびふらいちゃんちに遊びに来てね!」と言われ、「え?えびふらいちゃん、、、??」と返してしまった。すみっコぐらしのキャラクターだと教えてもらい、興味が沸いたので映画を観てみたのだが、一言で言う…

小話201 40前に気づけてよかったこと

学級委員長やら部長やら、学生時代からリーダー役を任せられることが多かった。そして私はそれを喜んでやっていた。容姿と運動能力に恵まれなかったので、せめて勉強をがんばらねば…求められた役割があるならやらねば…と思っていた節もある。社会に出てから…

小話200 膝小僧

私が免許を取ったのは25歳の時だ。久我山駅が最寄りの、杉並自動車学校に通っていた。 当時は夜働いていたので、帽子でどすっぴんを隠しつつ、昼間に、西永福駅から電車で通っていた。 「なんかカッコいいから」という理由で、マニュアルで入学。オートマ限…

【イベントルポ】2 「みえない+みえる=∞ みんなで美術作品を鑑賞しよう vol.3」

見える人と見えない人が一緒に美術鑑賞をするイベント「みえない+みえる=∞」に参加。いつもはリアルでやってるらしいのだけれど、コロナのおかげで宮崎から参加できたラッキー。 「空ってどんな色ですか?」「全体的に黄色ですね。普通じゃない感じで違和感…

小話199 独特な願い

とあるマンションの一室。女、男、私の3名。関係性不明。外はひどい嵐。というかこれはもしや、地球滅亡の日…? 次第に轟音と眩しい光に包まれる部屋。このままいくとこの部屋は飲み込まれてしまう。私たち、死ぬの?恐怖と妙な興奮。 轟音はさらに増す。 …

小話198  目指せ、一日一食

朝一杯のお水か抹茶を飲んで、水筒持参で9時〜14時半までバイトして、家に帰って15時過ぎに初食事。 週3〜4日このリズムで過ごして約1年が経ったが、非常に調子がいい。食べないと眠くならないし、めちゃくちゃ仕事に集中できます。あと、1日1〜2度の食事だ…

小話197 「家族の形」は自由でいい

バイトから帰って、風が気持ちいいなぁ〜とお昼寝をしていたら、“家族づくり”の活動をしているという女性の訪問をうけた。歳は私とそう変わらない。くりくりお目目の可愛い子どもを連れて「コミュニティが希薄になっている世の中で…」とまっすぐに語る目を見…

小話196 趣味は部活じゃない

「日本人はすぐ上手くなろうとするからつまらない。ゴルフコースを一緒に回れなくなるじゃない。下手な状態で長く楽しむ。これが“趣味”でしょう?」 何かで読んだのだと思うのだが、イギリス人(だったかな?)が話していた内容がずっと心に残っている。めち…

小話195 私の四股名は晴山(はれるやま)

相撲の面白さのひとつが、番付(ばんづけ)。No.1である横綱を頂点として、大関、関脇、小結、前頭、十両…と延々と続く番付は、上がったり下がったりがめちゃくちゃ激しい。年6回行われる場所ごとに、常に順位が入れ替わるのです。上がる理由は「勝ってる…

小話194 新人指導大好きおばば魂のつぶやき

私が新人を育てることを放棄しないのは、育てないと自分の首が締まっていく地獄を経験したからだと思う。飲食やらスポーツクラブやらイベントやらを経て、割と切迫感のある実感として持っている。プラス、「もし嫌われたとしても言うべきことは言うっしょ」…

小話193  オンラインチベット仏教占い

友人が勧めてくれた「オンラインチベット仏教占い」とやらの紹介ページがアツすぎて速攻申し込み。本日13時〜でしたが、はじめて「センベノォ〜(こんにちは)」を使い、「発音がいいですね!」と通訳さん&先生に褒められて超うれしかったです。都城市主催…