田舎のダメお嬢と呼ばれて

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小話185 #マニュアルクリエーターという可能性

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「今後はこれを私だと思ってくれ…」とマニュアルを残して辞めた職場が、1つや2つではない。業種もさまざまだから、内容もさまざま。その中には“ノーマニュアル”を謳っていた会社もあったが、はやくお客様に目を向けてもらう意味でも、まずは基本を!と、陰でこっそり作っていた。
「マニュアル」っていうと何だかマイナスイメージを持つ人が多いようだが、私にとってマニュアルは愛なのである。業務が視覚的に確認できるツール。誰かが作らないと、世に存在しえないツール。見ただけですぐ覚えちゃう人とそうでもない人、もちろん両方いるし、文章で理解するタイプや図や絵で理解するタイプ、聴覚じゃないと理解できないタイプ、これまたいろいろいる。が、まずもって業務を「見える化」しておくことは超大事だ。そして一度作ったものはそのままにせず、アメリカのドラマ脚本のように、差し込み式でどんどん変えていけば良い。生きたマニュアルがある現場は強いぞ。
「引き継いだイベントが不安でしたが、大変助かりましたm(_ _)m(イベントディレクター後輩)」
「これあってマジ良かったです…(カフェ新人店長)」
「わー!マニュアルできてるー♡(スポーツクラブ学生バイト)」etc...
少し古いデータにはなるが、割と評判も良いのですよ。うふふ。
また、地味ーに大事なポイントは、変な古参を生みにくくなること。属人的な仕事が多ければ多いほど、現場は混乱するからね……(遠い目)
そもそも私がなぜこんなにマニュアルに関心があるかといえば、異業種ばかりに転職してきたからだろう。常に「新人」という立場で現場に入る。時には用語さえ分からない。しかし、私のハテナ?を解消してくれるツールはほぼない。くそぅ…と必死で情報を集めた末に、業務に慣れていく。「でもさー初めからコレとコレは教えて欲しかったよねー」って視点で業務をまとめていくと自然に、新人にも優しいマニュアルが出来上がるってわけだ。あとは文章が得意ってのも大きかったのだろうな。そして満足いくマニュアルが完成してしばらくすると、私は現場を去るのである……あれ?w
今、デザインを学んでいる。
ってことはもしかして将来、私は最強のマニュアル作成おばばになれるんじゃないか。3か月現場に入って、御社のマニュアル作成します!的な仕事もできるかもしれない。夢ひろがる…