田舎のダメお嬢と呼ばれて

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小話190 「声を磨く」の重要性が上がる世界

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「歌って練習するものなんだって、岩村さんと出会って知りました」と先日言われ、爆笑してしまった。「前に“まだ人前で歌えるレベルじゃない”って言ってたのが衝撃で…w」とさらに続ける友人に、「だってさー、どうせ聞いてもらうならちゃんと歌えた方がいいじゃん?他人に聞かせるってことは、もうshowじゃん?」と返しながら二人で爆笑。ダンサー時代、mixiで見つけたシンガーの卵のステージにコーラスとして立ってたくらい歌は好きなのですが、当時も「どこ目指してんの?」ってダンスの相方から言われてたなw 
 
そして1年前から歌モノマネを始めた私。昨晩ついに、美空ひばりに手を出しましたよ。まずはyoutubeで何度も何度も原曲やらライブ音源やらを聴くわけですが、「低音の響かせ方やばい〜!」「ココ実は裏声だったのか!」「ライブだと微妙にビブラートが違う!」とか感動したり発見したり、忙しいです。モノマネって色々な歌い方を色々な曲で試すから、トレーニングになる。音域が広くなったし、声の種類も広がりました。ずっと、歌が上手い人が歌マネ芸人になると思ってたけど、歌マネ続けてるうちに上手くなるんじゃないか説。
 
しかし、声に注目すると同時に、声の好き嫌いも激しくなってるんですよねー。オンラインの仕事や音声メディアも増えている現代において、声だけ聞いてダメだ…と心を閉じることがないようにせねば。リアルだと他の情報で中和される部分もあるけれど、音声だけだとダイレクト過ぎる時がある。
 
…ということは、これからは一般人も「声を磨く」重要度って上がってくるんじゃなかろうか?自己啓発本的にいえば『自分の声を好きになろうよ』、ビジネス本的に言えば『お客は声で操れ!』みたいな流れがもう来てるのかなぁ。だとすると、私はヒトカラ歴18年の間、ずーっと自分の声を録音してきて、練習してきてる。だから、自分の声を知っているし、まぁまぁ好きだし、さらに磨こうとしている。これはいい傾向かもしれん……とまた「どこ目指してんのw」と言われそうな思考を巡らすのであった。