友人が息子を連れて遊びにきたので、ホエールウォッチングに行ってきました。土佐湾に定住しているというカツオクジラを見るツアー。
「昨日からだいぶ沖の方に移動している」ということで、まずは船をぶっ飛ばしてポイントまで2時間。キラキラの海が生き物のようにうねる。そこに突っ込んでいく船。ジェットコースターのようなスピード感に「フーーー!」とテンションだだあがり。
クジラに会えない時もあるらしく、あまり期待できないかなーと思っていたのだけれど、大丈夫。船に乗ってるだけでだいぶ楽しいから…!
「もう一隻の船が見つけたようなので、そちらに向かいます」というガイドの声が聞こえたかと思うと、船長が船をぶっ飛ばし始めた。このぶっとばす瞬間の音と風がたまらんのです。
ブ、ブ、ブォーーーーン!
バシャーン!バシャーーーン!!
いくぞいくぞいくぞーーーーー!!!
でも着いてみると、海の上には、クジラが潜る時に残すという大きなリングのみ。
一度潜ると10分以上出てくることはないらしく、ここから待ちの時間がくる。
参加者10名ほどの船の上が、シーンと静まりかえる。
疲れと、諦めと、ちょっとの期待と。なんとも言えない空気感だ。
そしてこの船を停めている時が、めちゃくちゃ揺れるのだ。ゆったりした、おおきな揺れ。私は最高に楽しいが、友人は出港10分で完全に船酔いしている。うなだれて「もう、どうでもいい……」と小声で言っている。友人息子はピンピンしてて「おかぁ、もうダメやん笑」と笑っている。可哀想だけど、何もできない。
しかしこれを2回繰り返したあと、クジラにしっかりと会えたのでした。
遠くに小さなブロー(潮吹き)があがった瞬間、もう船がそちらに全速力で向かっている。
さすがっす、船長!!いくぞいくぞいくぞーーーーー!!
追いつくと、親子のクジラが、悠々と泳いでいた。食事中なのだそう。友人息子と一緒に「わーーーー!」と思わず声が出る。
捕鯨していた時代ってこんな感じだったのかなぁ。ヒトにとっては、待つ時間がほぼだったはず。でも一度見つけたら、みんなで追いかける。相手は巨大だ。さぁ、仕留めるぞー!アドレナリン全開だっただろうな。
今は、クジラに近づいていい距離とか、追い込むような操縦をしないとか、細かくルールが決まっているらしい。確かに近くまで行ったら、そっと寄り添うような操縦だった。まぁでも、クジラにしてみたらどっちみち迷惑だろう。ごめんねー、ありがとうー、という気持ちで見守る。
しばらくすると、2頭は海へ潜って行った。
あとには大きなリングがぽわーんとふたつ。なんかいい。これ”クジラの足跡”とも言うらしい。
「もうちょっと粘る?帰りが15時過ぎるけどー」
船長がガイドに言うのが聞こえた。ガイドが「そろそろ帰りますか?」と参加者に聞く。「そうですね。クジラも見られましたしね〜」とやんわり同意する私。他の参加者も時間を気にしていたみたいで、戻ることになった。
結局、陸に戻ってきたのは出港から約6時間後でした。
”所要時間4時間程度”と書いてあったので、クジラを見せたい!という運営側の本気度が伺える。素晴らしいじゃないか。
海には、陸とはまったく違う世界がある。それを実感できるツアーでした。楽しかったし、感動した。
また必ず、行きたい。
大方ホエールウォッチング(高知県)