田舎のダメお嬢と呼ばれて

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2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

【小話】47 (宮崎県)居を移すと起こること

前に、とある奥地に移住した人が「移住後の方がオモロイ繋がりが増えた」って言っていた。 どーゆーこと?もしかして強がり?(失礼) って当時は思ってたけど、最近なんとなく分かってきた気がする。 ・会いたい人が明確になる・会いたいと思ったら結構スグ…

【小話】46(宮崎県延岡市)ドヤ顔も、ギネスに挑戦

「・・・なんか、ドヤ顔やね。」「確かに。」 週末のお祭りに向けて、着付けやってた母に浴衣を着せてもらった。3パターンくらい着て決めようと写真を撮ったのだけれど、いや、浴衣よりも・・・と二人で笑う。 かつて、職場の男性陣とよく衝突していた。おか…

【小話】45(東京都新宿)2013年に、とあるギャルカップルから学んだこと

>電車に、ギャル男とギャルが乗ってきた。 「ひとつズレてもらえますか?・・・あざっす」なかなか礼儀正しい。 ひとつ席が空いたのに座ろうとしない彼女。なだめて座らせる彼氏。 ・・・ん?涙声?・・・面白そう。 静かにイヤホンのvolumeを下げ、ヒアリン…

【小話】44 (宮崎県延岡市) 田舎はロックだ

先日、叔母と墓参りに行った。 シンガポールで買った綺麗な水色のノースリーブに、隣町で買ったグレーの綿パンを合わせ、シルバーのサンダルで夏のアジア感を演出。 墓参りには相応しくないとは思ったけれど、この暑さだ。許して欲しい。 お墓までは車で約3…

【小話】43 (宮崎県延岡市)田舎のバスあるある?

宮崎は、電車は手切符だけど、なぜか、バスはPASMOが使える。地方バスには珍しく、私にとっては朗報だった。 25歳の時にカッコいいからという理由だけでマニュアル免許を取ったけれど、事故とか怖いし、車にはできるだけ乗りたくない。あと天邪鬼なので、地…

【小話】42(宮崎県)田舎のエンタメ、蛇

朝、お寝坊してたら、叔母(68)に起こされた。 「立派な蛇の抜け殻があるっちゃが!ちょっときてん!!」 着替えて外へ出ると、塀の前にへろへろ~っと抜け殻が横たわっている。 スマホで写真を撮れというので、眠いな~と思いつつパシャリ。 うーん、なんか…

【小話】41 ダメお嬢精神はすなわち、マインドフルネス

生理中で激眠のため、9時に起床。 母はすでに出勤していて、いつものコーヒーだけが残されていた。 自家焙煎してるカフェから買ってる豆、美味い。 シャワーを浴びて、洗濯機を回し、Podcastで適当に見つけたDJ MIX(懐メロも入れてくれるので助かる)を流す…

【小話】40 パスタ、パスタ、パスタ

おじいちゃんが作ったニンニクをオリーブオイルで炒め、北浦の塩で茹でたパスタを絡める。近所のスーパーで買った生ハムをのせたら、叔母が苗を50円で買って来て育ちまくってるバジルを千切って散らす。それを、新潟県燕市で買ったフォークに巻きつけてツル…

【小話】39 オトナができること

「決断できない」というのは、経験値の無さというより、「責任をかぶりたくない」という臆病な心の現れなんだと思う。 これはきっとクセだと思うから、小さな決断グセをつけてけば、大きな決断ができるようになるはず。きっと。 _______ 昔、不器用な年上の…

【小話】38 大相撲 名古屋場所が始まる~八百長問題にのせて~

>2014.7.2に書いたものです。 録画してたザ・ノンフィクションを見る。 数年前に大問題となった相撲の八百長問題。その渦に巻き込まれてしまった二人とその家族を追いかけていた。 「ごめん、守れなかった、と親方に目の前で泣かれたら、もう何も・・・」 と…

【小話】37 九州豪雨

東京を去る時、自分で送別会をした。 「すぐ引っ越すので贈り物とかいらないよ」と告知したんだけれど、「かさばらなければ受け取ってもらえる?」と申し訳無さそうに手紙や商品券や小物を渡してくる友人たちに、あったかい気持ちになった。("持ってこない"…

【断食ルポ】2-14(兵庫県淡路島)別れの朝はものすごい風

食堂にて。 「ごちそうさまでした~。お世話になりました。」 「はい、お元気で~」 ロビーにて。 「今日帰ります~」 「あらー。次はいつ?」 部屋にて。 「お世話になりました~」 「どちらまで帰られるの??」 あちこちで、別れの挨拶が交わされるのが、…