田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

2022-01-01から1年間の記事一覧

小話211 ハンバーグと関係性

「どこに座る?奥も空いてるよ〜」「あ、じゃあ奥で〜」「なんかお友達みたいな感じで話しちゃった。ごめんなさいねw」「あははw いえいえ〜」 そんな会話をしたあと、食後のコーヒーを何も言わなくてもブラックで持ってきてくれる喫茶店がある。今日の日替…

小話210 赤蛇のrêve(レーヴ)

宮崎県に、好きなピアニストがいる。頻度高めにライブにも行っている。彼の曲と音は、本当に“整う”のだ。まるでヨガに行く感覚で、心静かに目を閉じると、ポーン、たららーんと、波のように音が広がってゆく。彼はMCもとっても静か。だからライブ中は、上質…

小話209 テレビを手放す

テレビを手放して数か月。大相撲中継はオンラインのNHK+で見ているのだが、合間に挟まるニュースが新鮮であり、苦しくもある。映像と音でダイレクトに迫ってくる、悲しい事件や社会問題の数々。この世は不幸なことばかりよ…と必要以上に悲観してしまいそう…

小話208 生理用品のクオリティ。今の私にはベアがある。

海外に住むにあたり「消耗品」というのは意外とネックで、二十歳の時に留学してたアイルランドでは、ティッシュやら洗剤やら、日本てやっぱり品質いいのだな。。。と思った思い出がある。その最たるものが生理用品で、海外はタンポン派が多いということもあ…

小話207 コロナ明けたら肉詰めを。

コロナ療養明けの今日、地元スーパーに行ったら「詰めてくれぃっ!」と言わんばかりの大きなピーマンが並んでいたので、久々にピーマンの肉詰めを作った。タネ部分はいつも違うのだけれど、今日のが最高だったので記録しておきます。 ・鶏ひき肉(桜島どり)…

小話206 伝記のつまらなさの理由

中学の頃に、そろそろ知識としての読書をすべし!と、伝記に「あ」の行から挑戦したことがあった。しかし、アインシュタインから始まり、伊能忠敬あたりで挫折してしまった思い出がある。結局数冊しか読めず、伝記ってなんでこんなにつまらないんだろ、、、…

小話205  私だけの、ひそやかな趣味を持つ

最近知り合ったクールめなお姉さんが、数度目に会った時に趣味を教えてくれた。とあるスポーツをやっているのだけれど、「みんなには言ってないからナイショで…」とこっそり教えてくれる感じにキュン。大会があったらしく、「こんな感じでやってて…」とこれ…

小話204 実家に「自分のもの」がある人たち

BS朝日『ウチ、“断捨離”しました!』を欠かさず観ている。すると結構な割合で「実家に自分のものがある人」が出てくる。進学や就職を機に実家は出たけれど、部屋はその時のまま。それで親には「もう少し片付けたら?」なんていうのだ。お、おぉ… 私は18歳で…

小話203 チャイ・ラブ

23時、サランラップにカルダモンとクローブを包み、ビンの底でガリガリ潰す。それらをミルクポットに入れて煮出すと、一気に茶色。グツグツと香りが立つ。さいこう。その後、地元スーパーで買ったチャイ用茶葉を入れてさらに煮出す。するともう、まっ茶色。…

小話202 「すみっコぐらし」に思うこと

先日、友人の子と遊んでいた時、「じゃあ今から、えびふらいちゃんちに遊びに来てね!」と言われ、「え?えびふらいちゃん、、、??」と返してしまった。すみっコぐらしのキャラクターだと教えてもらい、興味が沸いたので映画を観てみたのだが、一言で言う…

小話201 40前に気づけてよかったこと

学級委員長やら部長やら、学生時代からリーダー役を任せられることが多かった。そして私はそれを喜んでやっていた。容姿と運動能力に恵まれなかったので、せめて勉強をがんばらねば…求められた役割があるならやらねば…と思っていた節もある。社会に出てから…