田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【小話】20 私はなかなかカッコイイ母に育てられた

小学生の頃、大嫌いな先生がいた。男女差別をする!と当時の私は思い込んでて、一度それを母親に抗議したことがある。すると、 「もしそれが本当やったとして、それこそ社会。色んな人がおる社会というものを学べるいい機会やと思う。」 彼女はまさかのリア…

【小話】19 ジブリに見る女神像

今さらながらの、『風立ちぬ』(on TV)。 ジブリ作品にはいつだって、強い中に可愛らしさをふんだんに兼ね揃えたヒロイン達が出てきて、それはそれはオジサンばっかりで作ってるからとてもリアルで、中2病だと言われてもなんでも、結局オトコ達はこーゆー女神…

【小話】18 新しい場所に必要なのは、観察

小学生の時に読んだ本に、「新しい場では、とにかくまず観察せよ」的なことが書いてあった。 博打の世界で生きてきた著者の自伝だったかな?とても印象に残っている。 「相手に合わせるため」ではなく、「この場で自分を活かすため」としての観察。 言わば、…

【小話】17 職業に貴賎なしの個人的解釈

仕事っていうのは単なる役割分担。1人の人間がぜーんぶやるのは無理で非効率だから、振り分けてるだけだと思ってる。 かけた時間とお金と努力の差はあれど、受付嬢も医者も美容師も、業務を他人にアウトソーシングしている、という形は変わらないわけで。 だ…

【地域ルポ】16 (山梨県甲府市)いい街には、いい美術館もある

ーミレーはこの時期、生活のために肖像画を多く手がけた。この絵のモデルとなったのは〇〇。ミレーの最初の妻である。もともと体の弱かった彼女は22歳で他界した。その時ミレーは29歳。子どもはなかった。 ゲストハウスの方が親切にも送ってくれて、10時過ぎ…

【地域ルポ】15 (山梨県甲府市)いい街には、いいスナックがある

やはりここにしよう、と意を決してドアを開ける。 「あら、いらっしゃい」 白髪混じりの細身ママの向かいで、おじ様が気持ちよさそうに歌っていた。隣には華やかなおば様。 「ビール下さい」と私。 「ハイボールできますか?」と友人。 「ママ、こんなに若い…

【小話】17 リボーンの意味合い

旅先で、せっかくだし参っておくか、と向かった神社。進むうちになんだか細い階段を上る羽目になり、そのまま受付っぽい所に出た。 「そちらに座って。それで、これからどうしましょう?」机越しに、見知らぬ女性に聞かれる。 「ん?将来的にですか?」怪訝…

【小話】16 スケジュールを立てるということ

イベント屋になったとき、初めて覚えたのは”スケジュールの立て方”だった。 本番日から逆算して、 小さいイベントで2~3か月、大きければ1年単位でたてていく。 リハ・仕込み日、最終打ち合わせ日、募集締切日、チラシ入稿日、台本&マニュアル完成日、各…