田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【小話】21 春一番の思い出

故郷で、田んぼに落ちたことがある。


猛烈に吹き荒れる風に身を任せながら田んぼ道をチャリ通学してたら、まさかの無風スポットがあって。


それは一瞬だったけど、高校2年生だった私に「羞恥とはなにか」をしっかりと教えてくた。

 

ひっくり返る空、

その日にはいてたダサい下着、

尻を強打して立ちすくむ私を助けてくれた、軽トラのおじちゃん。

 

そのあとしばらく鉄板ネタだったということもあるけど、今でも鮮明に思い出せる。


当時携帯を持ってなかったから、最寄り(と言っても10分くらい)のコンビニまで泥だらけのスカートをなびかせながら行き、公衆電話で家に電話。

迎えに来てくれた母の「わーあんた泥臭~い!ハハハ!(笑)」というコメントに安心してちょっと泣く、という、ほのぼのした思い出。

 

そのときとおんなじ風が吹く渋谷。

 

あれからもう15年も経ったんだなぁと感慨深く思いました。


春ですね。