田舎のダメお嬢と呼ばれて

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【小話】56 怒りは、すなわち恐れである

当時読んだ本の受け売りで状況分析してるだけだけど、結構面白い視点だと思う。

 

>2013年

怒りというのは、もとをたどすと、恐れや怯えの感情から来るのだという。

だから、誰かに怒りをぶつけられたとき、私に対して怒ってくれているのか、それとも何かに怯えているだけなのか、まずは二つの視点で考えることにしている。

そして、家族や友人、恋人以外はだいたい後者である。

 

昨日、クライアントから少し怒った電話があった。

同僚に引き継ぎかけの案件でケアが少し甘くなっていたのはかなりの反省点だけれど、なんだかちょっと違和感。

 

少し考えて、「構ってもらえなくなっていると感じて不安なのだ」と理解。プラス、同僚がクライアントにあまり気に入られていない状況もある。改めて、練りに練った反省メールを送信した。

 

同僚にもクレームのニュアンスを伝えたつもりなのだけど、恐らく伝わってないと思う。彼もまた、疑問や不安をスグ怒りに変えてしまうタイプだ。

 

行かないはずだった現場にちょこっと顔を出し、「何しにきたの?(笑)」「もーーそんなこと言わないでくださいよぉ~☆」とクライアントに媚を売る。
とりあえず機嫌治ってて良かった。

 

てな感じで、恐れだらけの妖精(※)が社内外にたくさんです。

 

給料二倍あれば、嬉々としてやるんだけどなぁ。。。テヘペロ♪

 

※当時、訳のわからない人を総称して「妖精」と呼んでいました。

【小話】55 怒られるという幸運

最近、昔の文章を読み返しているんだけど、特に28歳くらいの時の話がなかなか面白い。

 

がむしゃらにイベントディレクターやってて苦しんでもいたけど、仕事できるとか言われ始めて調子に乗ってた頃でもある。怒られることも、次第になくなり始めた頃だ。

 

これから歳を重ね、どんどん怒られなくなっていくと思う。それは自身の成熟と言うよりは、周りが諦めてくるからだ。

 

30代、精神は解放しつつも、自分と周りの事にはより敏感でいたいなと思う。

 

>2012年
ある旅行代理店さんとやり取りしているのだけど、ビックリする対応をしてくる。メールに「お世話になっております」の一つも打ってこないし、渡した資料を読みこまない。あぁ、これでお給料が発生する社会もあるんだな~って純粋に驚いているのだけれど、私が怒って”あげる”必要はないなって思ってて。このイベント終わったらガッツリ切るんだろうなぁと思いつつ、そうすると、たまにいる面と向かって怒ってくれる人ってやはり愛だなって思うのです。

【地域ルポ】29 (宮崎県延岡市)小林幸子コンサート〜プロの仕事、ここにあり〜

小林幸子コンサート@延岡文化センター、特別価格の3000円になってたので母と行ってきました。お互い全然ファンじゃないので、終始リサーチモード。

 

いやーしかし、1曲しか知らない私でも2時間飽きずに観られると言うのは、流石プロの仕事。

 

昔友人が好きでよく行っていたショーパブ(金魚@六本木、黒鳥の湖@歌舞伎町など)を彷彿とさせるパッケージ感。途中に幸子ヒストリーみたいなVTRも流れるんですが、圧倒的な歌唱力だけでは生き抜けなかった苦労が語られてて、それが故の、衣装であり、この癖のある喋り方と歌い方なのね・・・と、切なくなった。

 

小林幸子」というキャラクターを、本人と、制作側と、ファンとみんなで作り上げている。
それは他のアーティストも一緒だと思うのだけれど、やっぱり彼女のはちょっと根っこが暗く感じて、私はファンにはなれないなぁと思ったのでした。

 

最終的に、ゴリ押ししてた300円の飴を買って帰宅。

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おばあちゃんに食べる?と渡したら「いらん」と断られてしまいました。

 

演歌嫌いの祖父母は、フォレスタというグループのファン。延岡に来てくれんかなぁ〜と日々言っています。

 

フォレスタ
http://foresta.music.coocan.jp/member/member_foresta.html

【地域ルポ】28 (宮崎県宮崎市)宮崎ひなた横丁。このエネルギーを体感せよ

宮崎にUターンするにあたり、就職活動をした。

いきなり地元企業ってのも怖いから、"本社は東京ですけど宮崎でも事業やってます系"ないかなーと探したんだけど、意外とあって驚いた。その一つがこの会社だった。

 

不動産事業にプラスして横丁事業を展開している、アスラボ。

 

すでに山梨県甲府に横丁を作ったということで旅行兼ねて行ったりもして、個人的には盛り上がっていたのだけれど、結果は見事に不採用。

iwamuraakiko.hatenablog.com

 

でもなぜか、現場リーダーから個人的に連絡をもらい、Uターン後にちょくちょくお茶をするようになった。

 

元々は有名農家である彼の話はとても面白くて、さらには紹介してもらったチームのみなさんも面白くて、あぁ、私にはこの関わり方が合っていたのかも、と納得したのだった。不思議なご縁だったけれど、私のUターン後の生活を彩ってくれた、大切な出会いだった。

 

そのチームが本日オープンさせるのが、「宮崎ひなた横丁」。

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あふれ出す、おいしさ。 新しい出会い。 夢。というコンセプトを掲げ、県内の素敵店舗が14店舗集まっている。

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昨日はレセプションということで、少しオシャレして出向いた。

 

汗だくで走りまわるスタッフを横目に、へべすハイボールで乾杯する。かすかな酸っぱさが鼻に抜ける。うまい。

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チームがしっかり足で集めたお店の、気合いの入った料理たち。

それに、宮崎の数々のお酒が合わさる。

料理もお酒も、組み合わせはもちろん自由。

好きなものを食って、呑んで、楽しめー!って姿勢が気持ち良い。

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私も前々職で、飲食店立ち上げを3店舗経験している。初の客入れで吐きそうになる緊張感とか、スタッフが飛んじゃう不安とか、本部の人達の好き勝手な(に見えてしまう)言動とか、色々思い出してしまったけれど、それは次々に届く美味しい料理とお酒がすぐかき消してくれる。

 

きっとこれからもココは、色んなモヤモヤを吸収していく場所になるのだろう。呑み屋ってのは本来、そういう場所なのだ。

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最後に、マンゴータルトがテーブルに届いた。

美味しそうに頬張る同行者の顔を見つつ、〆にスイーツが食べられる横丁って珍しいのかも?と思ったり。(私は甘いものに情熱がないので予想です。悪しからず。)

 

「宮崎の人は、新しもん好きで、飽きっぽい。最初は流行るやろうけど、そのあとどう頑張るかが大事やなぁ~」

 

レセプション後に行ったスナックのマスターが言ってたことはたぶん、どの地域も抱えていること。

 

でもとりあえず、“新しいものが作られる”っていうエネルギーが、私は好きだ。

そして、それが宮崎で感じられていることが単純に嬉しい。

 

本日オープンの宮崎ひなた横丁。

このエネルギー、ぜひ一度ご体感あれ。

miyazaki-yokocho.com

【小話】54 文章の書き方

前に「私、なかなかブログが書けなくて」って言っている女の子がいた。

 

"書くネタがない"のか、"文章化できない"のか、どちらですか?と聞き返したのだけれど、明確な答えは貰えなかった気がする。

 

私の場合は圧倒的に後者で、と言うのも、先日のイラン人しかり、昔からネタは結構降って来るのだ。

iwamuraakiko.hatenablog.com

だからこぼれてるネタもあるし、読んでもらえるレベルに行かずお蔵入りってのもあって、なんだか勿体無い気持ちになったりもする。

 

私の文章の書き方は、

 

1. 頭の中である程度まとめる
2. gmailの新規メールで書く
3. 下書きに保存しひたすら推敲
4. タイミング見てUP

 

という感じ。バスや電車で移動中にスマホで書くことが多い。

 

昔の文章を移して保存しておいたり、パッと浮かんだ感情を記しておいたり、元カレとの別れを短編小説に仕立ててみたり(笑)、色々遊んでいるので、私の下書きBOXは現在210件を超えている。言わばネタ帳みたいなもんだ。

 

その女の子はもしかして、最初から結構きちんと書こうとしていたのかもしれないな?と思い、ココに書いてみました。

 

PCでもスマホでも編集できるので、オススメの方法です。