なぜ相撲が好きなのか。それはもしかしたら、「無様に負けるから」なのかもしれないと近ごろ思う。露わになった肌に直接土がつき、押し切られたり尻餅をついたりしながら、誰が見ても明らかに負ける。でも翌日にはまた土俵に立っている。その姿はとても人間らしく、元気が出るのだ。さてさて本日、千秋楽。
小話65 今のところUターンがうまく行ってる5つの理由
私の宮崎Uターンが思いの外うまくいってる理由を考えてみた。
1.Uターン者かIターン者と繋がるから
繋がる人たちがとにかく面白い。特にいま、宮崎には人が集まってる時期らしく、新しいお店や「第1回◯◯」みたいな会も増えてる。2年後くらいがまた楽しみ。
2.自身のタグ力が強まるから
県外や海外に向ける場合、東京在住の◯◯、よりも宮崎在住の◯◯の方が記憶に残る。まさか拠点移動が自身の価値を高めるとは思わなかった。
3.親孝行感を感じられるから
月イチで実家に帰れる状況はなかなかいい。久々に喧嘩してみたり墓問題とか介護とか、血縁ならではの事柄に触れるのは刺激的。今ハマってるのは祖父母の昔話。遠い世界の話は本当に面白い。
4.収入の考え方は人次第だから
雇われる場合、基本給はグッと下がるけど、その分生活を整理するか、個人仕事を増やしていけば良い。周りを見てると、Uターン前に外貨稼げる状況作っとくと強そう。
5.結局どこでも行けるから
東京に3ヶ月に一度ほど行ってますが、今は移動手段が増えてるし安くなってるのはかなり大きい。拠点選びの自由度はこれからますます高まりそう。
以上、Uターン1年経って感じてることでした。
拠点移動、悪くないっすよ。
小話 64 東京はコンクリートジャングルなんかじゃない
4年前の今日、目黒から千駄ヶ谷に帰るタクシーで泣き腫らしていたら運転手が神だった話。
東京は、コンクリートジャングルなんかじゃない。
>2014.5.19
「大丈夫ですよ。辛いのは今だけです。必ず時が解決します。大事なのはこれから出会う人と過去の人を比べないこと。それさえ気を付ければ大丈夫です。いつか変なタクシーのおっちゃんがこんなこと言ってたなぁ~と思い出すときが必ず来ます。安心してください。大丈夫。頑張って!」女子たちの前で散々泣きはらした後、帰宅までずーっと励ましてくれた運ちゃんにまた泣けた。人が優しい。ありがたい。そして早めにきっちりバイバイしてくれた相手も、やはり優しかったと思う。成長した(と信じたい)私が、新たな人に選ばれるように。私もまた選べるように。さてさて、フリーに戻りまーっす!
小話63 さあ、輪になって騒ごう
何らかの課題をテーブルにあげるために、たまに、ちょっと大げさに騒いだりする。
騒いだ本人が得するわけじゃないので、まぁ、仲間を守りたいとか、公平性とか将来性とか、暑苦しい気持ちがそうさせるわけだ。考えたらこれ、中高生からあんまり変わらないスタンスかも。
でもあの頃と違うのは、「自分が選択している」と理解したこと。
「なんで私ばっかり…」「どうしてあなたは動かないの?」なんて不毛な思いは抱かなくなった。
解決したいから騒ぐ。騒がないという選択だってある。今回はどっちにしようかな。ただ、それだけのことだ。
【小話】62 自分の機嫌を取れるか問題
仕事中に、自分で自分の機嫌が取れるようになったのは、 30歳でがっつり入ることになった飲食業界の影響が大きい 。
受注から納品(オーダーテイクからサーブ)、 そして請求書あげて入金まで(お会計) の流れが一瞬で訪れるライブ感。ここにめっちゃ影響するのが、チームの空気感だった。
常に自身は機嫌よく、チームがスムーズに回るよう立ち回ること。その出来は、本当に面白いように日々の売り上げに表れる。
あの経験を経て、ムスーっとしてたりする人を見ると、 あー客前に晒されてこなかったんだなと思うようになった。
常に一定の機嫌を保てる人を、 私はプロと呼ぶ。
これは、本当に難しいけれど、目指したい方向性である。