田舎のダメお嬢と呼ばれて

フリーライター/イベンター 地方公務員の両親のもとですくすく育ち、念願の上京。職を転々としていたダメ娘は三十路を過ぎ、「地域おこし」という夢を見つけた。★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【地域ルポ】30 台湾① 台湾ゆるゆるツアーで見えた地域おこしのカタチ

台湾に行ってきた。

「部活DO!」という活動で、山崎亮さんが部長の「地域創成部」に入っているんだけれど、その地域おこしツアー。

 

台湾を「地域おこし」という側面で切り取るツアーなんて斬新だな、と、前回の鳥取に続き参加を決めた。

現地集合&宿も自分で手配してね~という、ゆるゆるの大人ツアー。

いつものpeachと、初の海外Airbnbを手配し、意気揚揚と出発。

 

結構スケジュールの自由度が高かったので、(コーディネーターのおすすめとか参加者のオススメで臨機応変に変更!)復習含めて、3日間で行ったところをまとめておきます。長いです。

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●1日目

・西門紅樓 

日本統治時代に近藤十郎の設計で建設された元公営市場。

現在はカフェ、劇場、ショップ、イベントスペースとしても活用されている。

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ちなみに、裏側はゲイ街。いい感じの飲み屋が並んでいて、屋外でビールが飲める。ノンケもOK。台湾はゲイに対し日本より寛容らしい。いい感じだ。

www.taipeinavi.com

 

・四四南村

もともと軍人村として使われていた場をリノベし、「四十四兵工場」という工場スタッフ&家族が暮らせるように政府が準備した場所。

今は、そのレトロな雰囲気はそのままに、お洒落ショップがテナントで入っている。

雑貨がだいぶ可愛い。カフェもお洒落。ベーグルが有名とのこと。(小籠包前だったので私は食べず。)

crea.bunshun.jp

 

・京鼎楼

コーディネーターおすすめ小籠包。

食べ方を教わりながら、みんなでハフハフ。

www.taipeinavi.com

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●2日目

もと水道局の官舎をリノベ。2013年秋、クリエイティブな店舖が集合した施設としてオープン。

台北からはバスで通常2時間ほど。(連休中で渋滞してたので3時間かかった。)

台中を中心にリノベを手掛けるfantasy storyのスタッフさんによると、日本よりも建築基準法がゆるいらしく、自由度が高くリノベてきてる印象。(だからオモロイ動きができてるのかも?)

fantasystory.com.tw

 

・有本生活坊

介護者とその家族のためのカフェ&情報のハブ施設。

今回医療系のメンバーが多かったので、興味深く見ていた。介護ロボットもいたよ。

www.ilong-termcare.com

 

・誠実商店

誠実商店とは無人店舗の台湾風の言い方とのこと。

(コーディネーターによって言い方が変わって混乱したのですがたぶんこれが正しい。)

結構カオスな品揃えの中に店主の思いが見え隠れし、買う側の人間レベルが試される、おもろい場所。

www.nna.jp

 

・彩虹眷村

日本語では「虹の村」。元軍人のおじいちゃん(90歳)が、住宅取り壊しの危機に際し、家に絵を描き始めた。コーディネーターの大学生の男の子が唯一「プライベートでも来たことあります」って言ってたくらい、めっちゃ若者がいるフォトスポット。いわゆる「インスタ映え×地域おこし」の好例。

rocketnews24.com

 

・好小子海鮮店

「ノーメニュー!」と言われてビビったんだけれど、入口で海鮮を選んで調理してもらうというシステムだったらしい。

あんまり英語は通じないので、ちゃんと住むなら中国語はマスト。今回、コーディネーターがいないところは現地在住のライターさんに頼りっきりだった。ごめん&ありがとう&リスペクト。

www.taipeinavi.com

 

・温莎堡時尚館

「足ツボいきましょう!」という参加者のお姉さんに誘われて同行しただけだったのに、その職人技に惚れて翌日も指名で予約。

痛い痛い痛いーー!って感じではないし、強さをちゃんと聞いてくれるし、とても丁寧な仕事でした。名前ではなくて番号で指名する感じも、なんかオツ。(私の指名は312番。)

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www.tabitabi-taipei.com

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●3日目

台湾は絶賛連休中。

予定していた「まちづくりセンター」はお休みだったので、代案スケジュールに。

 

龍山寺

 創建約270年の、台北で最も歴史のあるお寺。

台湾のお寺は、電光掲示があったり、ATMがあったり、お土産も売っていたり、なんか明るい。そんな雰囲気の中で、観光客も地元も交じってそれぞれお祈りしてる感じ。宗教は問わない、とか、夕方に来るとお経を唱えている、という情報も。台湾のお寺事情、もう少し調べたい。

www.taipeinavi.com

 

また、そばには青草(薬草のこと)通りも。

「昔の人は、お寺で祈るか、漢方で直すかの二択だったんだよ」という医療関係の姉さん情報に「へー、お寺は病院でもあったんですね!」と驚く。

医療面から地域を元気にしようとしている姉さん達の活動@大阪も要チェック↓

ちぐさのもり | 医療法人三谷ファミリークリニック

 

・迪化街

台湾一の漢方、乾物、布問屋街としてにぎわう「迪化街」。

刀マッサージや、オシャレ本屋、雑貨やなども点在していて面白い。

私は、家族へのお土産に、オシャレ眼鏡拭きを買った。久々に英語が通じて嬉しかった。(台湾人女性デザイナーのお店だったらしい。)

shop.buwudesign.com

 

・森高砂咖啡

コーディネーターが偶然通りかかって見つけた店とのこと。

台湾の豆でコーヒーを飲ませる店。サーブの仕方も素敵。

12時開店だったんだけど、12時にちょうどにスタッフが来て「10分待って~」という。

「台湾あるあるですね、笑」とコーディネーター。

もう一組待っていたんだけど、それも日本人グループでウケた。

www.taipeinavi.com

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以上、「予定にはないですが、次はここに行ってみましょう!」的な、予習がきかない旅だったけれど、先入観なしで訪れることもまた、地域をフラットに見つめたい時にはいいのかもしれない。

 

やる意味とか、課題感とか、いったんおいといて一先ずやってみませんー??みたいな緩さと明るさを感じる国、台湾。

 

参加者に関西人が多かったんだけど、「空気感が関西と似ている(自由だし、コミュニケーション慣れしてる)」という人と「でも関西も二極化してて、はじき飛ばされてる人はいっぱいいる」っていう人がいて、とても面白かった。

視点がいっぱいある方が、旅は楽しい。

 

私はあと2泊するため、みなさんとはいったんサヨウナラ。

 

家に戻ると、台湾人の家主が「チョコレート?」とアイスココアを作ってくれた。

時間は夜12時過ぎ。甘いものが苦手な32歳には若干キツイけれど、こういうのを本当の、お・も・て・な・しと言うのだ。

 

「ありがとう^^持ってくね~」と笑顔で部屋まで運び、頑張って3口飲んだ。

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【小話】56 怒りは、すなわち恐れである

当時読んだ本の受け売りで状況分析してるだけだけど、結構面白い視点だと思う。

 

>2013年

怒りというのは、もとをたどすと、恐れや怯えの感情から来るのだという。

だから、誰かに怒りをぶつけられたとき、私に対して怒ってくれているのか、それとも何かに怯えているだけなのか、まずは二つの視点で考えることにしている。

そして、家族や友人、恋人以外はだいたい後者である。

 

昨日、クライアントから少し怒った電話があった。

同僚に引き継ぎかけの案件でケアが少し甘くなっていたのはかなりの反省点だけれど、なんだかちょっと違和感。

 

少し考えて、「構ってもらえなくなっていると感じて不安なのだ」と理解。プラス、同僚がクライアントにあまり気に入られていない状況もある。改めて、練りに練った反省メールを送信した。

 

同僚にもクレームのニュアンスを伝えたつもりなのだけど、恐らく伝わってないと思う。彼もまた、疑問や不安をスグ怒りに変えてしまうタイプだ。

 

行かないはずだった現場にちょこっと顔を出し、「何しにきたの?(笑)」「もーーそんなこと言わないでくださいよぉ~☆」とクライアントに媚を売る。
とりあえず機嫌治ってて良かった。

 

てな感じで、恐れだらけの妖精(※)が社内外にたくさんです。

 

給料二倍あれば、嬉々としてやるんだけどなぁ。。。テヘペロ♪

 

※当時、訳のわからない人を総称して「妖精」と呼んでいました。

【小話】55 怒られるという幸運

最近、昔の文章を読み返しているんだけど、特に28歳くらいの時の話がなかなか面白い。

 

がむしゃらにイベントディレクターやってて苦しんでもいたけど、仕事できるとか言われ始めて調子に乗ってた頃でもある。怒られることも、次第になくなり始めた頃だ。

 

これから歳を重ね、どんどん怒られなくなっていくと思う。それは自身の成熟と言うよりは、周りが諦めてくるからだ。

 

30代、精神は解放しつつも、自分と周りの事にはより敏感でいたいなと思う。

 

>2012年
ある旅行代理店さんとやり取りしているのだけど、ビックリする対応をしてくる。メールに「お世話になっております」の一つも打ってこないし、渡した資料を読みこまない。あぁ、これでお給料が発生する社会もあるんだな~って純粋に驚いているのだけれど、私が怒って”あげる”必要はないなって思ってて。このイベント終わったらガッツリ切るんだろうなぁと思いつつ、そうすると、たまにいる面と向かって怒ってくれる人ってやはり愛だなって思うのです。

【地域ルポ】29 (宮崎県延岡市)小林幸子コンサート〜プロの仕事、ここにあり〜

小林幸子コンサート@延岡文化センター、特別価格の3000円になってたので母と行ってきました。お互い全然ファンじゃないので、終始リサーチモード。

 

いやーしかし、1曲しか知らない私でも2時間飽きずに観られると言うのは、流石プロの仕事。

 

昔友人が好きでよく行っていたショーパブ(金魚@六本木、黒鳥の湖@歌舞伎町など)を彷彿とさせるパッケージ感。途中に幸子ヒストリーみたいなVTRも流れるんですが、圧倒的な歌唱力だけでは生き抜けなかった苦労が語られてて、それが故の、衣装であり、この癖のある喋り方と歌い方なのね・・・と、切なくなった。

 

小林幸子」というキャラクターを、本人と、制作側と、ファンとみんなで作り上げている。
それは他のアーティストも一緒だと思うのだけれど、やっぱり彼女のはちょっと根っこが暗く感じて、私はファンにはなれないなぁと思ったのでした。

 

最終的に、ゴリ押ししてた300円の飴を買って帰宅。

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おばあちゃんに食べる?と渡したら「いらん」と断られてしまいました。

 

演歌嫌いの祖父母は、フォレスタというグループのファン。延岡に来てくれんかなぁ〜と日々言っています。

 

フォレスタ
http://foresta.music.coocan.jp/member/member_foresta.html

【地域ルポ】28 (宮崎県宮崎市)宮崎ひなた横丁。このエネルギーを体感せよ

宮崎にUターンするにあたり、就職活動をした。

いきなり地元企業ってのも怖いから、"本社は東京ですけど宮崎でも事業やってます系"ないかなーと探したんだけど、意外とあって驚いた。その一つがこの会社だった。

 

不動産事業にプラスして横丁事業を展開している、アスラボ。

 

すでに山梨県甲府に横丁を作ったということで旅行兼ねて行ったりもして、個人的には盛り上がっていたのだけれど、結果は見事に不採用。

iwamuraakiko.hatenablog.com

 

でもなぜか、現場リーダーから個人的に連絡をもらい、Uターン後にちょくちょくお茶をするようになった。

 

元々は有名農家である彼の話はとても面白くて、さらには紹介してもらったチームのみなさんも面白くて、あぁ、私にはこの関わり方が合っていたのかも、と納得したのだった。不思議なご縁だったけれど、私のUターン後の生活を彩ってくれた、大切な出会いだった。

 

そのチームが本日オープンさせるのが、「宮崎ひなた横丁」。

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あふれ出す、おいしさ。 新しい出会い。 夢。というコンセプトを掲げ、県内の素敵店舗が14店舗集まっている。

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昨日はレセプションということで、少しオシャレして出向いた。

 

汗だくで走りまわるスタッフを横目に、へべすハイボールで乾杯する。かすかな酸っぱさが鼻に抜ける。うまい。

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チームがしっかり足で集めたお店の、気合いの入った料理たち。

それに、宮崎の数々のお酒が合わさる。

料理もお酒も、組み合わせはもちろん自由。

好きなものを食って、呑んで、楽しめー!って姿勢が気持ち良い。

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私も前々職で、飲食店立ち上げを3店舗経験している。初の客入れで吐きそうになる緊張感とか、スタッフが飛んじゃう不安とか、本部の人達の好き勝手な(に見えてしまう)言動とか、色々思い出してしまったけれど、それは次々に届く美味しい料理とお酒がすぐかき消してくれる。

 

きっとこれからもココは、色んなモヤモヤを吸収していく場所になるのだろう。呑み屋ってのは本来、そういう場所なのだ。

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最後に、マンゴータルトがテーブルに届いた。

美味しそうに頬張る同行者の顔を見つつ、〆にスイーツが食べられる横丁って珍しいのかも?と思ったり。(私は甘いものに情熱がないので予想です。悪しからず。)

 

「宮崎の人は、新しもん好きで、飽きっぽい。最初は流行るやろうけど、そのあとどう頑張るかが大事やなぁ~」

 

レセプション後に行ったスナックのマスターが言ってたことはたぶん、どの地域も抱えていること。

 

でもとりあえず、“新しいものが作られる”っていうエネルギーが、私は好きだ。

そして、それが宮崎で感じられていることが単純に嬉しい。

 

本日オープンの宮崎ひなた横丁。

このエネルギー、ぜひ一度ご体感あれ。

miyazaki-yokocho.com