田舎のダメお嬢と呼ばれて

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小話76 NHKサラメシの当たり回「ランニングおにぎり」

一昨日のNHKサラメシ。静岡県浜松市の区役所に勤める女性のお話だったが、めちゃめちゃパンチが効いていた。
 
彼女のサラメシは「ランニングおにぎり」。彼女はお昼になると、左手には日傘(西日よけと視線よけ)、右手におにぎりを持ち、自宅までの約2kmを猛スピードで走り抜ける。その間にむしゃむしゃと食べつくす大きめのおにぎりが、彼女のサラメシだ。
 
汗ビッショリで家につき、家事をすませ、また職場まで走って戻る。それをもう3年続けているという。その理由は「夜はできるだけ子どもとの時間を大切にしたいから」。
 
そこで、いやいやいや!とツッコんだ。
私が睨むに、きっと彼女はランニングおにぎり自体を楽しんでいる。その証拠に「もうすぐラストランです」と番組宛に投稿したのはご本人なのだ。
 
「ご家族のことをねぇ…考えてだと思うんですけど……私にはできなかなぁ…」同僚の戸惑いインタビューにも、彼女の一匹狼ポジションが透けて見える。もう、夢中で見てしまった。私はこういう人が大好きだ。日本人にはあまりいない気がするが、いわゆる”我が道を行く人”の自由さと明るさを、私は心から美しいと思う。人の目なんて気にしてられないよー、自分の人生だもん!というのは、”自分の人生をちゃんと引き取る”ということ。めちゃめちゃ美しい姿勢だ。
 
番組中盤で彼女の母親が出てきた。
 
「(ランニングおにぎり姿を見たことは?)もちろんありますよ!!もう、恥ずかしいよねぇ……。でもね、あの子は……面白い子ですよ。ほんとに。」
 
この大らかな母もまた、きっと自由で美しい世界に生きている。いやー、当たり回でした。

小話75 センター試験に失敗するかもしれない君へ

17時半に仕事を終え、読みたい本の棚へ向かう。そこには大抵、勉強する学生たちの姿がある。追い込みだもんね、と少し離れて座る。明日がセンター試験だなんて、この職場じゃなければ気にもしなかっただろうに。やはり環境が変わるって面白い。

 

私は16年前、センター試験に失敗した。第1志望のICUには全く引っかからなかったから、センター利用で大学に受かる必要があったのだけれど、第2、第3志望も全然ダメ。でも「この街を出て東京へ行く」は小学生からの夢だったから、蓋を開けてみたら東京じゃなく群馬にあった(愕然とした、笑)大学に進むことにした。リアルに滑り止めてもらった訳だ。

 

結果、どうなったか。 面白い人達にたくさん出会い、アイルランドにも行って、恋愛も仕事も、やりたい事はぜーーんぶできた。今は、かつて大嫌いだった宮崎で、ウンウン唸りながら企画考えたり、全く人気のない相撲ネタを投稿したりしている。

 

「希望の進路に進めることが一番。でももしそうならなくても、あなたはあなた。大丈夫。」

 

当時、めちゃめちゃ落ち込む私にそんな事を言って、選択肢を与えてくれた両親には感謝しかない。

 

センター試験は、ひとつの節目ではある。けれど、人生全体で見たら大した事ではないよきっと。がんばって!

 

#図書館で働いています

小話74 相撲の地方巡業から見えてくるもの

巡業ってのは、地方の相撲ファンへの営業であり、こちらからすれば、普段の稽古風景を観るようなものだ。だからこそ、全体的にリラックスした雰囲気で進む。

 

ここがよく勘違いされている気がするんだけれど、力士たちはビジュアルが古風なだけで、普通の若者である。そして相撲ってのはむしろ、他のスポーツよりも悪めな方々が入りやすい世界だ。(元千代大海が大分の暴走族だったのは有名な話)


大学相撲出身のエリート組、叩き上げ系、移住外国人たち… 


土俵を降りてちょっかいを出し合う力士達を見ていると、まぁ、色んな力士が居るよなと思うのである。そして、やはり少し未熟な、何というか「男子校ノリ」みたいなものも感じる訳だ。


出身国の文化
×
角界の文化
×
個人の性格
×
若さ


色んな要素が入り組んだ、男たちの特殊な世界。


そこに多分に「お金」も絡むから、結果、成熟した業界には今後もならないと思う。


そして、それはそれで、仕方ないと思っている。


「だから土俵上にしか興味はないのよねぇ…」なんて思いつつ土俵を観ていたら、地元のケーブルテレビに映り込んでいた。


腕を組み、したり顔で土俵を見守る、自身の姿。


心から引きました。

【失敗を晒そう】1 資料が作れないよ!もう帰るー!

ペーペーのイベントディレクターだった頃の話。単に焼き直せばいいパワーポイントのマニュアルを任されたんだけれど、意味が全然わからなくて、恥ずかして悲しくて悔しくて、先輩が打ち合わせに入った瞬間に帰っちゃったことがある。

 

今思えば意味不明だけれど、私はそれほどまでに、"できない自分を認める"ことを怖がっていた。「分からないです教えてください」でいいはずなのに、なぜか先輩に反感さえ覚えながら渋谷の街をトボトボ帰ったっけ。いやー、ダサイ、笑。

 

翌日、先輩から小部屋に呼び出された。「なんで昨日帰ったの?」から聞いてくれて、その後「そういうスタンスだと今後何も教えられない」としっかり叱ってくれた先輩。今でもとても感謝している。

 

できない自分なんてさっさと認め、足りないものを手に入れればいい。

 

こう書くと簡単そうなのに、なかなか出来ないから不思議。修行は続く。

 

#失敗を晒そう

小話73 「嫌われる勇気」が大好きだ

アドラー心理学を噛み砕いた「嫌われる勇気」は今でも読み返す一冊だ。発売当時、運営再生的なミッションを追って入った現場で嫌われ始めた自分がいて、まぁ嫌われたって仕事はしなきゃだしなと自身を鼓舞するべく買ったのだけれど、それ以上の収穫に大興奮して読み終えた。

 

特に衝撃だったのがこれ。
結局の人の話は以下に分類される。

 

1.悪いあの人
2.かわいそうな私
3.これからどうするか

 

なるほどー!と膝を打った。

 

それから、自身が1.2を話す場合は「これから愚痴を言います」と予告することにしているし、ワガママクライアントを抱えちゃった際は1.2を充分に聞いた後に、3の話に明るく持ってくようにしてる。

 

しかし基本的に、笑いを含まない1.2の話題が非常に苦手。なので、プライベートだと( ˙-˙ )この顔をしつつ聞いていません。