田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

【地域ルポ】36(高知県)西部をぐるり!1日目 日本酒と絶品ごはん

私はワインの次に日本酒が好き。
高知は日本酒がいただけるかしら〜と思っていたら、友人が良きお店を予約してくれていた。
 
「味劇場 ちか」。
 
ほんとに、劇場みたいな作りの、おもしろいお店。
 
実はいまケトジェニックダイエット中なのだけれど、いいんだ!旅行中だから、楽しむんだっ!!
 
もっちもちのビリかつお
 

薬味どっかーん!カツオのタタキ

 

さっくり揚がった濃厚川エビ

 

ぐいぐい進む日本酒

 
 
そしてラストに、名物だという焼きサバ姿寿司が。

 
約10日ぶりにお米が入ってきた我が肉体。
 
「あれっ!これ!?もしかして米じゃない!??」と驚き、喜んでいる感じがする。
 
そうだよ、今宵は米づくし。祭りだよー!!
 
 

【地域ルポ】35(高知県)西部をぐるり!1日目  ゆすはら雲の上図書館

旅行中に、その地域の図書館に行くのが好きだ。
好きな本があって退屈しないし、地元の人が集まる場所だからなんだか生活が見える気がする。

・みんなの森 ぎふメディアコスモス(岐阜)
武雄市図書館(佐賀)
網走市立図書館(北海道)

などなど、めがけて行く時もあれば、通りかかって寄る場合もある。

私自身も、2017年から3年間、都城市立図書館(宮崎)のリニューアルに関わった。
司書たちの仕事を間近で見たことで、「図書館」というものへの理解が深まったと思う。

ひとつの棚作りにスタッフの思想がガンガン出ちゃう感じも面白かった。
地元の人が図書館をだんだんと使いこなしていく過程もおもしろかった。
実はかなりクリエイティブな業界なのだ。

ということで友人に「ゆすはら図書館に寄れたりします、、、、遠いかなぁ??」と事前に打診したのだが、「行きましょう!」と二つ返事で返してくれた。うれしい!

 

到着してみると、外で子どもたちがキャッキャと遊んでいた。
「仕込みじゃないですよね?ww」と思わず言ってしまうほど、本当にかけまわって遊んでいる。

図書館、高齢者施設、こどもえん、小学校、中学校。

 

私の予想してたより数倍小さな土地に、すべてがぎゅっと詰まっていた。

 

「図書館ができて、スーパーのピークタイムが1時間ずれたらしいんです。みんな図書館を経由してから買い物に行くようになったらしくて」

 

友人のガイドでまた理解が深まる。

 

いろんな人に、ちゃーんと使われていること。

 

公共施設で大切なのは、いつだってそこだ。

kumonoue-lib.jp

 

 

【地域ルポ】34(高知県)西部をぐるり!1日目 「しんじょう君」との出会い

朝、日曜市からのオーテピア(図書館と科学館の複合施設)を堪能していたら、友人が迎えに来てくれた。
去年知り合った、元新聞記者の友人。今回一泊二日の県西ツアーをしてくれる。

「オーテピア、すごいですねー!」

感動しながら車に乗り込むと、コロナ前くらいに建って、3施設が入ってるんですけど市と県が共同で予算組んでて〜とスラスラと説明してくれる。めちゃくちゃ頼もしいガイドだ。

 

まずは須崎(すさき)市へ向かう。

「しんじょう君て、知ってます?」
「え??(そんな共通の知り合いいた?)」

めちゃくちゃ記憶をたどろうとしていたら、

「あ、ゆるキャラですww」
「あぁ!!ww」

謎がとけ、色々と説明を聞いていたら“経済をめっちゃ回してる須崎のゆるキャラ”なのだと判明。
私はお金を稼ぐのが下手なタイプだが、お金の話がだいすきだ。だから、そういう話にとても興味がある。

とりあえずゆるキャラ作って終わり〜じゃなくて、ちゃーんと仕組みを作って地域還元している。
しんじょう君が「困っている〜」とつぶやけば、ガッと資金が集まるほどのコアファンを獲得しているのだと言う。すごい。

「すさきまちかどギャラリー」で開催中の、しんじょう君生誕10周年へ連れて行ってもらったのだが、作り込み具合が面白かったし、ファンからの手書きメッセージから愛がビンビン伝わってきた。

 

すさきすきキャラしんじょう君 - しんじょう君オフィシャルウェブサイト

 

ちなみに宮崎には、着ぐるみ制作トップシェアの会社があるんですよ〜なんて小ネタを挟みつつ次の目的地へ。

kigurumi.biz

 

otepia.kochi.jp

【地域ルポ】33 (高知県高知市)かつて来た時はイベント屋だった

高知旅行に来ている。
高知は13年ほど前、東京のイベント会社に勤めていたころに現場ヘルプで来て以来だ。
NHK FMのパーソナリティが観光案内をするのをラジオで聴きながら一緒に街を歩く「FMウォーク」というイベントだった。

参加者に怪我がないように、、、
列に乱れがないように、、、、
公共交通に迷惑をかけないように、、、


イベント屋になりたてだった私は、
現場担当なんかもちろんしたことなくて、
ドキドキしながら、必死でやりきった。

打ち上げでカツオのタタキを食べた気もするんだけれど、
技術さんとかクライアントとか、
いろーんな人がいてドキドキしてて、
上座下座とかもよく分かってなくて先輩に注意されたっけ。

今回はプライベート。せっかくだしーと4泊することにした。
連泊するのにホテル高いなーと、Airbnbを見ていたら一軒家を見つけた。
なかなか古そうだが、レビューがめちゃくちゃいい。これは良さそう!と即決。

到着すると、おばあちゃん家に来たような、妙な安心感がある日本家屋だった。
オーナーご夫妻もとっても親切。うん、いい出だし。

 

 

 

 

 

 

小話213 「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」リアルイベントが楽しかった話

「“わかった”と思ったら、作品との関係性が切れちゃうじゃない?」

鹿児島市立美術館で行われたイベントに参加して、見えない人である白鳥さんが発した言葉にハッとする。一つの作品を、15分以上もかけて、わいわい喋りながら見る。自分と違ういろんな視点を楽しむ体験は、刺激的だったと同時にもやもやが残ったのだけれど、それを見事にすくい上げる言葉だった。「ごちゃごちゃしてるのが人間じゃん」とも言ってて、確かに、私は結論が出ないものを面白がるのがちょっと苦手なのよねぇーと思う。帰り道、桜島を横目に運転しながら、あー子どもの頃「あの雲の形何に見える?」ってやった、あの感覚とも似てるのかもしれないと気づいた。自由に思ったことを言って、面白がって、まとめやオチもなくてOKな優しい時間。こんなの久々だ。いやぁーいい休日だった。今度は映画を観にゆこう。

 

映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』
https://shiratoriart.jp/

 

#これいいよ
#本もオススメです