田舎のダメお嬢と呼ばれて

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小話126 我が青春のプンプン期〜図書委員編〜

朝自習に「読書の時間」を取り入れたり、お昼の放送内に「今週の一冊枠」をもぎ取ったり、校長に直訴して図書室の水槽を新調してもらったり。

 

中学生の頃の私は、図書委員として「本を読む人が増えること」が正義だと思っていた。そしてそのためには改革すべき部分が多々あるー!と信じて疑わなかった。何だったのだろう、あのパワーは。思い返すとただただ恥ずかしいが、エピソード的には非常にオモロイ時代でもある。

 

しかし、ここで忘れてならないのは、母の存在である。

 

仕事を終えて帰ると、何やら真剣にPCに向かう娘。「何しよっと?」と声をかけると「え?校長宛ての嘆願書作りよっとよ!水槽ポンプが新しくなれば水換えの頻度落ちて金魚にも良いし、ウチらも他の仕事できるやん!?(プンプン)」と返された時のお気持ちたるや。

 

「ふぅーん…まぁ、ほどほどにね(呆れ顔)」と静かにドアを閉められた事を思い出すのだが、ヤベェ娘を矯正せずそのまま育ててくれた事に、心から感謝しています。