田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

小話81 この世に"性格の良いブス"はいない

過去に指導した学生アルバイトや新人(サンプル80人足らず)の話なので聞き流してもらって良いのですが、男女問わず、"性格の良いブス"っていないと思っています。 "美人やイケメンは性格が悪い"なんて大ウソ。それを理由にイジメられたりしていなければ、や…

小話80 ライター2年目のつぶやき

自分の話を書くのならいくらでも失敗できるけど、人の話を書く時は失敗できない。当たり障りのない書き方じゃあ伝わらないし、切り込み過ぎても重くなっちゃう。そこをクリアできるだけの思考や表現のパターンを持ち、選択できることがプロなんだと思う。プ…

小話79 他人の課題をとってはいけない

思えば昔から、相談を受けるのが好きだった。彼氏できたことないのに恋愛相談とか乗っちゃうタイプ(イタイ)。 そのうち、相談だと言われてなくても、話しているうちに、あれ?あなたここ悩んでる?じゃあこうしたらいいんじゃない?と解決法を伝授したがる…

小話78 私の3.11

当時、私はイベント屋だった。渋谷・宮益坂上の6階のオフィス。揺れはすぐに激しさを増し、コーヒーがデスクに飛び散った。まっすぐ歩けないほどの揺れ。みんなで慌てて青学に避難する途中、電信柱がぐわんぐわん揺れる様に、心底怖いと思った。 母からは毎…

小話77 "言われるうちが花"の真実

不安をぶちまけながら泣きじゃくる部下とか、言い訳だらけで仕事覚えないアルバイトとか、パワハラが止まらない元ヤン同僚とか。 かつて、あー、めんどくせぇ…と思いつつ叱ったり励ましたりできたのは、それが仕事だったから、そして私が若かったからだ。 歳…

小話76 NHKサラメシの当たり回「ランニングおにぎり」

一昨日のNHKサラメシ。静岡県浜松市の区役所に勤める女性のお話だったが、めちゃめちゃパンチが効いていた。 彼女のサラメシは「ランニングおにぎり」。彼女はお昼になると、左手には日傘(西日よけと視線よけ)、右手におにぎりを持ち、自宅までの約2km…

小話75 センター試験に失敗するかもしれない君へ

17時半に仕事を終え、読みたい本の棚へ向かう。そこには大抵、勉強する学生たちの姿がある。追い込みだもんね、と少し離れて座る。明日がセンター試験だなんて、この職場じゃなければ気にもしなかっただろうに。やはり環境が変わるって面白い。 私は16年前、…

小話74 相撲の地方巡業から見えてくるもの

巡業ってのは、地方の相撲ファンへの営業であり、こちらからすれば、普段の稽古風景を観るようなものだ。だからこそ、全体的にリラックスした雰囲気で進む。 ここがよく勘違いされている気がするんだけれど、力士たちはビジュアルが古風なだけで、普通の若者…

【失敗を晒そう】1 資料が作れないよ!もう帰るー!

ペーペーのイベントディレクターだった頃の話。単に焼き直せばいいパワーポイントのマニュアルを任されたんだけれど、意味が全然わからなくて、恥ずかして悲しくて悔しくて、先輩が打ち合わせに入った瞬間に帰っちゃったことがある。 今思えば意味不明だけれ…

小話73 「嫌われる勇気」が大好きだ

アドラー心理学を噛み砕いた「嫌われる勇気」は今でも読み返す一冊だ。発売当時、運営再生的なミッションを追って入った現場で嫌われ始めた自分がいて、まぁ嫌われたって仕事はしなきゃだしなと自身を鼓舞するべく買ったのだけれど、それ以上の収穫に大興奮…

小話72 若者に期待している人へ

電話の取り方から教えた子に辞めてからネットワークビジネス営業かけられたり、大事に育てた子がお店を急に飛んだりする経験を経て「期待しない」は新人指導において大事なポイントとなった。 そのときの自分ができる限りのことは伝える。しかしその先はその…

【地域ルポ】32 (滋賀県・比叡山延暦寺)気持ちの良い人

「カメラお好きなんですか?」 朝から湯豆腐もあるがなー!フー!と喜んでいたら、隣のテーブルの上品なおば様に話しかけられた。 「はい、そうなんです。」「昨日も今日もええ天気で良かったですねぇ。」「はい、本当に。観光ですか?」「私は修業をしてて…

小話71 企画力と実行力は、もう分離しない

「"アイデアマン"と、"指示通りに動く人"はいる。いないのは、そこをつないで形にする構成力のある人間だ」 と先日読んだ本に書いてあった。 わかる気がする。が、この論理は今後崩れると思っている。 企画力と実行力が分離しちゃってたのは、これまで単に、…

小話70 ちいさーくやってる実験の話

数年前から、お店やサービスに対し「苦情は言わない」ことにしている。一見素敵スタンスのようだが、「そのダメさに気付かずに淘汰されればよい……」というドライを極めた発想である。 その代わりに、良い商品やサービスに対してはできる限り「感謝を伝える」…

小話69 ナチュラルに人を潰す人

世の中にはナチュラルに人を潰しちゃう人ってのがいて、経験上、それは妻子ある男性であることが多かった。「リーダーになる確率が高いしスピードも早いから、人間性が追いつかないんだろうなぁ」と最近では思う。彼らへアプローチしていた時代もあったけれ…

小話68 仕事における「怖さ」の話

私は、ひょうひょうとしてるとか、器用そうとか言われることがあるのだけれど、全然そんなことはない。 営業時代は自分のトークをひたすら録音したし、イベント屋時代はプレゼン練習して寝不足で客先に行ったし、カフェに入った時はグラスとお皿の3つ持ちを…

小話67 何がメンヘラを生むのか?

23歳の夏、派遣先に向かう電車でめまいがして、明大前のホームにしゃがみこんでしまった。乗り換え客達は誰一人として声をかけてくれず、何とか自宅のある西永福駅まで辿り着き派遣先に電話。「了解です」しか言わない新入社員に、お大事にくらい言えないも…

小話66 なぜ相撲が好きなのか

なぜ相撲が好きなのか。それはもしかしたら、「無様に負けるから」なのかもしれないと近ごろ思う。露わになった肌に直接土がつき、押し切られたり尻餅をついたりしながら、誰が見ても明らかに負ける。でも翌日にはまた土俵に立っている。その姿はとても人間…

小話65 今のところUターンがうまく行ってる5つの理由

私の宮崎Uターンが思いの外うまくいってる理由を考えてみた。 1.Uターン者かIターン者と繋がるから 繋がる人たちがとにかく面白い。特にいま、宮崎には人が集まってる時期らしく、新しいお店や「第1回◯◯」みたいな会も増えてる。2年後くらいがまた楽しみ。 2…

小話 64 東京はコンクリートジャングルなんかじゃない

4年前の今日、目黒から千駄ヶ谷に帰るタクシーで泣き腫らしていたら運転手が神だった話。 東京は、コンクリートジャングルなんかじゃない。 >2014.5.19 「大丈夫ですよ。辛いのは今だけです。必ず時が解決します。大事なのはこれから出会う人と過去の人を比…

小話63 さあ、輪になって騒ごう

何らかの課題をテーブルにあげるために、たまに、ちょっと大げさに騒いだりする。 騒いだ本人が得するわけじゃないので、まぁ、仲間を守りたいとか、公平性とか将来性とか、暑苦しい気持ちがそうさせるわけだ。考えたらこれ、中高生からあんまり変わらないス…

【小話】62 自分の機嫌を取れるか問題

仕事中に、自分で自分の機嫌が取れるようになったのは、 30歳でがっつり入ることになった飲食業界の影響が大きい 。 受注から納品(オーダーテイクからサーブ)、 そして請求書あげて入金まで(お会計) の流れが一瞬で訪れるライブ感。ここにめっちゃ影響す…

【小話】61 司書のすごさ

司書たちと仕事をしていてスゴイと思うことは多々あるが、「言語化する力」という点においては特にスゴイと思う。 ・語彙力が高いため、ストレスなくアウトプットできる・「公共のサービス」と言う名のもとヤバイ人間達を相手にしてきてるから、忍耐力もすご…

【小話】60 今日は、3.11

>2018.3.11何を考え、どう行動するのか。とりあえずyahoo検索はやってみました。 fukko.yahoo.co.jp >2015.3.11当時、私はイベント屋で、東京の人と付き合っていて、毎日お母さんから地元に帰ってこいメールが来て揺さぶられて、彼の前でも泣いて、コンビニ…

【小話】59 7年を経て理解できた感覚

「今日はAって言ってても、明日Bだと言う自由が、私はあると思うんだよねー」 昔、年上の同僚女性(仕事できる)と飲んでたとき、強烈にハテナ?と思った事があった。全く理解ができなくて、「ふぅん」て返しつつ二杯目を頼んだ記憶がある。 今日Aという答え…

【MACHI LOGさんで書きました!】“地域”じゃないと作れない!笑顔と安心をつくる食のチカラ。

講座のあと、どがわの商品を扱う宮崎市内のお店、若草hutteで寺本さんとバッタリ! スキマ時間でお店をちゃんと見にいくところにプロ魂を感じたのでした。ステキ。 machi-log.net www.facebook.com

決意

地域を掻き回して退散するようなビジネスには二度と加担しないと決めている。だから私は、これから始まる怒涛の日々を、集中して、冷静に過ごしてゆく。身を粉にするでも、自己実現に偏るでもない、"地域で仕事をする"におけるステキなバランスを模索する。…

【MACHI LOGさんで書きました!】小商いで稼ぐ。4つの不安を解消し「好き」を仕事に生きる方法

"光の速さで失敗しよう" とっても潔く温かなスタンスだと思う。横田いたるさん、面白い話が多すぎて削るのが大変でした…。ひゃー(嬉しい悲鳴) 小商いで稼ぐ。4つの不安を解消し「好き」を仕事に生きる方法 https://machi-log.net/?p=62812

【小話】58 そっと染み付く企業のニオイ

有名企業出身の人に多いなぁと思うのが、なんだかうすーく高圧的な人。 なんでかな?と不思議に思っていたのだけれど、それはきっと「発注する側」しかやったことないからなんだろうと思う。「決定する」「進める」スキルだけが高くなってしまった感じ。仕事…

最近書いた記事 3つ

・ウォーカープラス 吉都線というローカル線に揺られた先で、新就任のコカ・コーラ社長にも会えるというレア仕事でした。 top.tsite.jp ・MACHI LOG カメラマンがいると勘違いして島の人にデジカメを借りる→めちゃめちゃ性能が良くて撮りまくる→お神…