私が初めて無職になったのは25歳の時。ダンサーを諦めて初就職したジュエリー会社を、2か月で辞めた時だ。入ってみたら週休0日で、日々すごい勢いで痩せていく体と萎れていくメンタルにヤベェ!と逃げ出したわけだけれど、辞めてすぐの頃は、家で毎日安ーいワインを飲んで気を紛らわせていた。あの時に「不安を紛らわせるために飲むお酒」があることを知ったのだ。あぁ、こうやって人はアル中になるのかもなぁ…と思っている矢先に運良くイベント会社に拾ってもらい、私はすぐ脱することができた。しかしそうじゃない人もきっといる。“楽しみたい”というより、“気を紛らわせたい”なお酒の飲み方は、知らず知らずに習慣化する。お酒が好きだからこそ、そこら辺は自覚を持って付き合いたいなと思うのです。