テレビを手放して数か月。大相撲中継はオンラインのNHK+で見ているのだが、合間に挟まるニュースが新鮮であり、苦しくもある。映像と音でダイレクトに迫ってくる、悲しい事件や社会問題の数々。この世は不幸なことばかりよ…と必要以上に悲観してしまいそうになるからだ。ここ数年で気づいたのだが、私は「音と匂い」の刺激に敏感で、それらが自分にとって不快だとかなりダメージを受けてしまう。だからひっそりと、自分にとって不快なヒトモノコトを手放していっている。同じニュースならば、音より文字でいれる方がいいのだ。怒りや不安のにじむ声で聞かされるのに比べ、あくまでフラットに読める文字の方が、私には合っている。世の中には知るべきことがたくさんある。けれどもそれで自分がダメージを受けてちゃ、元も子もないからね。