旅行中に、その地域の図書館に行くのが好きだ。
好きな本があって退屈しないし、地元の人が集まる場所だからなんだか生活が見える気がする。
・みんなの森 ぎふメディアコスモス(岐阜)
・武雄市図書館(佐賀)
・網走市立図書館(北海道)
などなど、めがけて行く時もあれば、通りかかって寄る場合もある。
私自身も、2017年から3年間、都城市立図書館(宮崎)のリニューアルに関わった。
司書たちの仕事を間近で見たことで、「図書館」というものへの理解が深まったと思う。
ひとつの棚作りにスタッフの思想がガンガン出ちゃう感じも面白かった。
地元の人が図書館をだんだんと使いこなしていく過程もおもしろかった。
実はかなりクリエイティブな業界なのだ。
ということで友人に「ゆすはら図書館に寄れたりします、、、、遠いかなぁ??」と事前に打診したのだが、「行きましょう!」と二つ返事で返してくれた。うれしい!
到着してみると、外で子どもたちがキャッキャと遊んでいた。
「仕込みじゃないですよね?ww」と思わず言ってしまうほど、本当にかけまわって遊んでいる。
図書館、高齢者施設、こどもえん、小学校、中学校。
私の予想してたより数倍小さな土地に、すべてがぎゅっと詰まっていた。
「図書館ができて、スーパーのピークタイムが1時間ずれたらしいんです。みんな図書館を経由してから買い物に行くようになったらしくて」
友人のガイドでまた理解が深まる。
いろんな人に、ちゃーんと使われていること。
公共施設で大切なのは、いつだってそこだ。