田舎のダメお嬢と呼ばれて

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小話95 無難と冒険の狭間で

中学何年生の時だったかは覚えていないのだけれど、国語の授業で私のテストの答えが読み上げられたことがある。「物語の登場人物の気持ちを書きなさい」というよくある問題で、こう書いたら無難だろうなー、という答えはあったのだが敢えて冒険した答えだった(内容は覚えていないが、無難と冒険の狭間でめちゃ悩んだのは覚えてる)。かなりドキドキした採点はマルで、しかも「独創的な視点で書かれていて素晴らしい」と先生が褒めてくれたのだ。

 

これは、満点を取るよりも嬉しかった。
私にとって大切な成功体験である。

 

色々と悪い事ばかり言われがちな日本の教育現場。身内にも友人にも教師が多いので、なんだか他人事とは思えない。自身の学生時代を振り返れば、もちろんク◯みたいな教師もいたが、この国語の先生のように、自分に自信を持つきっかけも沢山もらえたと思っている。

 

こんなエピソードをふと思い出したりするので、ときどき文章化していこうと思います。