小話128 SNSという闘い

会話で引用を多用する人って、「引用先を紹介したい」と言うより「引用先を利用して自分の論を強化したい」が勝ってることが多い。そして残念なことに、そうする事で自信のなさが透けて見えていたりする。

これがFacebookでは「シェア」や「タグ付け」にあたる場合があると思っていて。

シェア歓迎な投稿や、タグ付け了承をしたものを別として、シェアやタグ付けは「乗っかり行為」だ。だから私は、先方に得がありそうなときや、どうしても紹介したいものがある時以外はそれらを控える。そして逆に、自分がされる時の危険回避のため、タグ付けは承認設定にした。

ここら辺、結構細かいところかもしれないけれど、人間性が出ちゃうところだ。SNSマナーは現実世界と直結している。

自分をよく見せたい。
この人と知り合いってアピールしたい。
思考が深いと思われたい。

自分の弱くてダサい部分を、SNSは浮き彫りにする。そう、これはもう一種の闘いなのである。

"平凡で何者でもない自分"に、負けちゃいけない。