田舎のダメお嬢と呼ばれて

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小話171 マスク考

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「マスク」をどう捉えようかなーと、ずっと考えている。

 
はじめに浮かんだのはパンツ。この先、めちゃくちゃ親密な関係性じゃないと口元をあらわにできない状況が生まれるとしたら、なんだかエロい。そこから色んなストーリーが生まれる気がするが、「マスクを着る」という新しい文化が作られたと捉えるならば、服を着ていない時代にはなかったチラリズムの極意が、マスクの時代にも出現しようとしているのか?
 
次に浮かんだのは、袱紗。ご祝儀を包むアレ。他者への配慮によって、特に機能性はないけれど要るモノって結構日本には多い気がしているのだが、マスクもそのポジションになっている気がする。特に不織布以外で作られたマスク。あれは袱紗だと思い、品がいいですねぇと愛でる方向で捉えるべきか。そのうち、着物ポリス的にマスクポリスも現れたりして(この時期にそのマスクを合わせるのはタブーですのよ〜的な)。
 
個人的には、匂いに敏感なのでマスクは非常に安心感がある。しかし何事も、意味を疑わずに受け入れるのが好きではないので、能動的に考えることにしています。この先マスクはずっと手放せない物になるのだろうから(ミニマリスト的には重要問題!)、この存在とどう向き合うのかは腹落ちさせとかないといけない。できるだけポジティブに。