田舎のダメお嬢と呼ばれて

ライター/イベンター/フォトグラファー ★お仕事のご依頼はiwamuraakiko★gmail.com(★を@に変えて下さい)

小話136 不安を紛らわせるお酒

私が初めて無職になったのは25歳の時。ダンサーを諦めて初就職したジュエリー会社を、2か月で辞めた時だ。入ってみたら週休0日で、日々すごい勢いで痩せていく体と萎れていくメンタルにヤベェ!と逃げ出したわけだけれど、辞めてすぐの頃は、家で毎日安ーい…

小話135 高峰秀子を教えてくれたオジサマの話

私が一番好きなのは高峰秀子の文章なのだが、彼女の事を教えてくれたのは、24歳の時に出会ったとある物書きオジサマだった。 彼がプレゼントしてくれたのは『わたしの渡世日記』。ずいぶん古臭い装丁だなぁ…としばらく放置した後、読み始めた途端にハマった…

小話134 「与えられたお題にちゃんと取り組む」ということ

youtubeやyahooのコメント欄が盛り上がるのって、「お題を与えられないと喋れない人」が一定数いるからでは?と今朝、佐藤健(話し方に品があって好き)のyahoo記事を読んで思った。 それが悪いと言っているんじゃなくて、そのお題に対しちゃんと取り組んで…

小話133 バイリンガールちかさんの炎上に思う

英会話やライフスタイル動画あげてるYouTuberのバイリンガールちかさんが、コロナ禍の最中にマレーシアから帰国するってので炎上してる。たまに観ていたチャンネルだし時間もあるのでコメント欄をしっかり読んだのですが、非常に興味深かったです。 1.ファン…

小話132 #StayHomeしてたら目の前の中学校で

家の目の前が中学校なんだけれど、コロナ対策なのか校庭で集会をやっていた。学年主任とやらの死ぬほどつまらないスピーチのあと「分かりましたかー?返事が聞こえません」「ハイ」と返事をさせられてる生徒たち。心から同情しつつ、まぁ社会に出るとこうい…

小話131 死は敵なのか?

身近な人の死を経験したり、ミニマリストに目覚めたりしてから、ごくごく自然に「今もし死んだら?」を考えるようになった。所有物はできるだけ少なく暮らしてるし、ポエム帳は捨てたし、SNSやブログは残ってもいい文章にしてるつもりだし、子ども居ないし、…

小話130 #StayHome と地図帳

最近、そもそもあんまり無かった日本愛がどんどん目減りしてく感覚がある。こりゃ将来的には脱出だろうなーまずはモンゴルかなぁーインドネシアも気になるしニュージーランドも住みやすそうだ。オイオイ、行きたい国が沢山あるぞー!と嬉々として地図帳を見…

小話129 奢り奢られる権利

昔、とある人とディナーに行って、タップウォーター(無料の水道水)下さい〜と言ったら感動された事がある。何かのお礼ディナーだったから奢られるのが分かっていたのだが、あの時のタップウォーターは、彼への配慮と言うよりも「(下心ありそうだし)あん…

小話128 SNSという闘い

会話で引用を多用する人って、「引用先を紹介したい」と言うより「引用先を利用して自分の論を強化したい」が勝ってることが多い。そして残念なことに、そうする事で自信のなさが透けて見えていたりする。 これがFacebookでは「シェア」や「タグ付け」にあた…

お品書き

「こんなのできる?」と言われて、どんどん増えていっているお品書きです。 ここにないお仕事でも、一度ご相談ください。 メール: iwamuraakiko@gmail.com ライティング(3万円〜)インタビュー記事から、グルメ、店舗や住宅紹介、体験系記事まで、幅広く書…

小話127 我が青春のプンプン期〜国際女性デー編〜

「3月8日は国際女性デーらしいですよ?」「そうなんだ〜。え?何で私に言うの?笑」先日同僚と笑い合ったわけですが、小中の時のエピソードを思い出しました。 1.男女差別をする!と思っていた先生の授業を数名でボイコット。 2.運動会のしおり?の名簿ペー…

小話126 我が青春のプンプン期〜図書委員編〜

朝自習に「読書の時間」を取り入れたり、お昼の放送内に「今週の一冊枠」をもぎ取ったり、校長に直訴して図書室の水槽を新調してもらったり。 中学生の頃の私は、図書委員として「本を読む人が増えること」が正義だと思っていた。そしてそのためには改革すべ…

【書きました!】greenz.jp「房総メディアエデュケーションプロジェクト」

千葉県いすみ市のおもしろ授業を取材してきました。 子どものうちに、先生でも親でもない大人と関わり、とにかく自分の頭で考える体験。いいなー!うらやましいー!とずーっと思いながら授業を眺めていました。 greenz.jp

小話125 夢の国での私の恋

夢の国が閉鎖中との事ですので、私の夢の国にまつわるコイバナをよろしくご査収下さい。 >2013.10.7学生バイトとしてディズニーランドで働いていたとき、うちの店担当だった商品補充さんに、ちょっといいなって思う人がいた。 ブリブリブラウスにチェックの…

小話124 齋藤陽道さんとドッグレッグス

大きな失恋をして、当時住んでた千駄ヶ谷をフラフラと散歩していたら、ワタリウム美術館の前を通り、たまたまやっていたのが齋藤陽道さんの写真展だった。写真のなかの光や淡い色に、擦り切れてボロボロだった心が潤うのが分かった。あの時は本当に助かった…

小話123 アンガーコントロールインマイドリーム

夢を見た。地元の写真屋さんにキレる夢だ。弟と母と私で、最近名刺も始めたという写真屋さんへ行った。素敵なランプが沢山置いてあって素敵な空間だし、受け取りの日でワクワクしている。 さっそく、特殊な紙でオーダーしていた弟のものを開けた。すると、名…

小話122 やましたひでこ氏の筆

『日経ウーマン』で今月から、「断捨離」提唱者、やましたひでこ氏のコラムが始まっていた。私は本も数冊読んでいるのだが、彼女の文章はとにかくズドーンとまっすぐだ。それはもう不躾では…と感じるほどで、いつもドキドキしちゃう。幼い頃に承認欲求を満た…

小話121 人に優しくあるには潔癖性とうまく付き合うこと

小学生の頃は木村拓哉ファンで、ラジオを聴いたりファンレターを書いたり、当時できるファン活動をいそいそとやっていた。ところがある日「キスした?SMAP」という番組でキムタクが下ネタを言ったのだ。私は多大なるショックを受け、当時のポエム帳に「もう…

小話120 ダメダメ期に入ったら

仕事をすぐ休んじゃう自分、やりたい事が見えなくなった自分、約束をキャンセルする自分、全くもって稼げてない自分。いま私は、定期的にくるダメダメ期に入っていて、周りに迷惑もかけていると思う。 しかし今回は、その自分をいったん全部許すことに決めて…

小話119 不倫についての考察

日本における不倫について考えてみた。パターンとしては、 A…既婚者どうし(金銭授受なし)B…既婚者どうし(金銭授受あり)C…どちらかがシングル(金銭授受なし)D…どちらかがシングル(金銭授受あり) で合っているだろうか? 独自統計だと、シングル女性は…

小話118 思考が巡る時期

幼少期にたくさん面倒をみてもらった祖母の施設入居は私にとってデカイ出来事だったようで、いま俄然、介護や終末期ケアに興味が湧いている。 「私自身はどう老いて、どこで、どういう死を迎えたい?」 こんな超単純な事を考えるのに、全然知識が足りてない…

本のレビュー

本のレビューは、amazonにも書いています。amazon経由で買ってないとレビュー権がなかったりもしますが(できるだけ地元書店で買っている)、ほぼ書けているはず。ちなみに私のレビューはすべて星5つ。心からオススメしたいものだけ書くからでーす。 https:…

小話117 お弁当が続かないワケ

私のお弁当生活が続かないのは、「分かっているのがつまらない」からだ。20代の時に数ヶ月やってみて気づいた。面倒くさいとか、冷たいからイヤとかではない。「朝から昼に食べるものが分かっている」っていうのがどうもイヤなのである。だから人の作ってく…

小話116 新人の仕事

新米イベンターの時、初めて任された仕事は「お弁当の発注」だった。 予算内で、個数と到着・回収時間を間違わず、現場の士気が上がる種類をチョイスする。そして当日は協力会社ごとに仕分けして、地域でルールが違うゴミの分別にも気をつけて、お弁当が行き…

小話115 自分の機嫌の取り方を知っておく

なんだか気分が沈む時にはカラオケに行く。採点をオンにして得意な曲だけを歌い、ほら!アナタには高得点を出せる喉があるじゃない!と自分を鼓舞するのだ。 こう書くと非常にダセェ、笑。 しかし、この「自分の機嫌を取る」方法はきっとあった方が良い。さ…

小話114 現実世界と夢の狭間で

先日「酔って記憶をなくす事があるか」という話になった。私は全然あると言ったら驚かれた。特に20代は、いい話を聞いたり火遊びしたりしたことの細部を思い出せず、よく損した気になっていたものだ。ただ、よく考えてみれば、記憶って日常的になくすことも…

小話113 モンゴルに、行きたい

この感じなんだっけ…?とずっと思っていたのだけれど、分かった。中学生の時の「アイルランドに行きたい!」衝動と一緒だ。"妖精がいる国"というテレビからの情報に俄然興味が湧いたわけだけれど、あの衝動は約1年の大学留学でおさまった。さてさて、30代で…

小話112 「ヒト」たちの暴挙

「戦争」っていうのは、暴力以外の解決手段を取れなかった証拠であり、人類として非常に恥ずかしいことだと思う。あと「報復(敵討ち)」は勝ち負けの思想で言うと終わらせた方が負け的な点で絶望感がある。動物の中で「ヒト」だけが持ってしまった「生身で…

小話111 会話の分析

相手の話の受容力 : 返しの瞬発力 : 言葉選びの的確さ 「会話」ってこの3つの要素の組み合わせなのでは?と最近思う。マックスが5だとして、私の場合、好きな人と話す時と仕事で本気出す時は5:5:5、日常では4:3:4くらいのイメージ。嫌いなのは2:5:1タイプで…

小話110 初夢ではないけれど

夢を見た。龍と起業の夢だ。都会の高層ビルの11階、大きな窓ガラスのある会議室で面接を受けている。私は最後から二番目なのだが、まさに面接が始まろうとするその時、真っ暗な空に半透明の雲が浮かんでいるのを見つける。すると雲がスーッと分かれ、巨大な…